10月, 2018 | カイロプラクティックジャーナル

  2018  10月

カイロプラクティック、オステオパシー、手技療法の最新情報、セミナー案内、関連書籍・DVDの販売

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岡井健DC、アジャストメントの極意を語る

投稿日:2018年10月28日

『マイ・プラクティス カイロプラクティック 基本テクニック論』 (岡井健著)の出版を記念して、“岡井健のマイ・プラクティス 番外編”(大阪・東京)が開催されます。セミナー申し込みリンク
 セミナーに出ようか迷っている方、まずはこちらをお読みください!本の紹介のリンク 

この本を一番届けたい人は…?

――先生が『マイ・プラクティス カイロプラクティック 基本テクニック論』を一番届けたい読者はどういう方々なのかっていうところを先生の口からお話いただけますか。
まあ、生意気かもしれませんが、あえて遠慮せず言えば、大きく三つぐらいのカテゴリーに分かれます。
まずは、カイロプラクティックを勉強中の方、これから学ぼうとしている方ですね。あまりよいテクニックの教科書がない現在、これから学んで行こうという方々にとっては幅広い選択肢かできると思うんですね。
次に、既にアジャストを使って臨床をしている方。「もう俺はこれでいい」と思っている人もいるかもしれないけど、やっぱりそこはもったいない。テクニックを学ぶことに終わりはないので、これからもっとよいアジャストをしていくヒントになればいいかなと。
最後に、アジャストをあきらめている方です。そうい方は非常に多い。いくつか理由があって、一つはよい先生に学ぶ機会がないということですね。それと、どうやって練習したらいいかわからない。モデルとなる、ゴールとなる先生がいなくて、モチベーションが足りないというのもあると思います。今、アジャストメントをあきらめて離れてしまっている方に、もう1回アジャストメントの魅力を再発見してもらえたらなと思いますね。大きく分けてこの3つのタイプの人たちに、この本を活用していただければいいなと思いますね。

練習の秘訣 イメージ化が大事!

――ちょっとびっくりするぐらいたくさん練習方法が出ていますね。
えー、これはまだ一部なんですよ。これが全てではない。それに練習方法は自分で考えればいいんですよ。ここに載せたのは、学生の指導とかする中で、みんなが動きのヒントや感覚をつかみやすかったものをもとに選んでいます。学生時代に習った方法も入っていますが、私が実際の練習で使わなかったものもたくさん入っています。自分には必要なかった練習法もいっぱい入っています。しかし、学生たちがどうしたら身体の動きの感覚をつかめるかなと考えて、模索して取り入れてきた練習方法です。
――テクニック習得のため、根気よく練習を続けるアドバイスをお願いいたします。
一人でコツコツやるのは、やっぱり必要ですが、ときには仲間と一緒に練習するっていうのがいいと思います。それから、やる気にムラがありますよね。人間そんなものなので、やる気があるときに、とことん練習してほしいなと思います。
――イメージ化は大事ですかね。
何にしてもそうなんですが、練習するときも、実際の患者さんに対する動きをイメージしながらやることで効果は上がると思いますね。生身の人間を扱うのがゴールなんですから、それをどれだけイメージするかが重要で、そうしないとただの体操になってしまう。
ダミーとしてクッションやボールを使いますが、それがダミーで終わっちゃう人もいれば、それが自分のイメージの中では実際の患者さんに変わっている人もいるということですね。これが結構大きな違いになってくるかもしれないです。
逆に患者さんをアジャストするときは、ボールのイメージが逆に入ってきたりとかもあるわけです。実際に人をアジャストするとき、パニックになって焦って感覚がわからなくなってしまう。そういうときに、落ち着いてちゃんと正しい身体の使い方が蘇ってくるように、ボールのイメージで使ってほしい。
――イメージと実際のところで自由に行き来できるぐらいまで練習すればいいんですね。
そういうのは簡単ですが、それほど簡単だったら誰も苦労はしないですよね!

モチベーションには賞味期限がある!
「鉄は熱いうちに打て」

――技術を習得する場合、モチベーションを保つところで早々につまずいてしまうこともありますけど、先生を見ておりますと、いつもモチベーションが高いです! 何かモチベーションを保つ秘訣があるのだったら、教えてもらえるでしょうか。
私が常にモチベーションが高いとは思えないですけどね、はい。だらけているときも多いし、本当に普通の人だと思います。ただ、アンテナを伸ばすのは得意かもしれません。例えば、プロフェッショナル(NHK)とか、ああいうテレビ番組を見て一流の方の話を聞いたときに、それを自分と結びつけて「自分はこの人の生き方から学んでそれをカイロプラクティックに実際に生かしていくことができるか」というようなことはすぐに考えますね。そんな考え方の習慣が役に立っているかもしれません。
それから、実はモチベーションっていうのは賞味期限があるんですよ。例えば、一番よくないのは、セミナーに行ってやる気が出ると「よしがんばろう」と思うんだけど、家に帰って何もしないとそのモチベーションがだんだん下がってしまう。
「鉄は熱いうちに打て」。気持ちが強いうちに行動に起こすことで、モチベーションの賞味期限が延びます。それでも、やがてやっぱりモチベーションというのは下がってきます。だから、いろんな人に会ったり、セミナーに行ったり、本を読んだりとか、いろんな刺激を脳に与えていかないとモチベーションをキープするのは無理です。
だからそういうふうに刺激を与えつつ、熱い気持ちができたときに行動を起こすこと、これは非常に重要だと思いますね。
――ありがとうございます。「刺激→熱い気持ち→行動」なんですね。今回の出版記念セミナーも、その絶好の機会ととらえていただけたらいいですね。
 
私が本に懇切丁寧に書いているつもりでも、理解力、それを実際に行うテクニカルな能力っていうのは個人によって違いがあります。だから言われた通りに進むわけではないのも当然で、疑問が出てくるのは当たり前ですね。そういうところで苦しんで、それから私に会いに来てほしいんです。
何も練習もせずに、ただ本だけ読んで疑問を感じて出てくる質問でも、もちろん得るところはあると思います。でも、やっぱり本に書いてあることを実際にやってみて、いろいろ悩んで苦しんだ人の方がより大きな成長があるかなとは思いますね。
――ありがとうございます。本を購入したら即練習してみて、その後岡井先生のセミナーに参加するのが上達への道ですね!

アジャストメントの極意! オープンパック・ポジション

――質の高いアジャストメントとして、本の中でオープンバックのアジャストメントが奨励されています。そのオープンパック・ポジションの大切さっていうところを説明していただけますか。
そうですね。物を動かすというとき、摩擦抵抗が少なければ、より少ない力で効率よく動かすことが物理的に可能になりますよね。摩擦抵抗が大きいと、そこに余計な負荷が生まれ、患者さんへのダメージとか痛みが増えることになります。
オープンパック・ポジションで骨が動きやすくなり、負荷が減るのですから、できる限りそういう状況をつくり出してソラストすることによって、より効率的な効果のあるアジャストができるということです。
――エンドレンジという言葉がありますが、オープンパックは、エンドレンジの中の一つのポジションですか?
オープンバックは、なるべくニュートラルに近い。ただニュートラルではアジャストに必要な十分なテンションを見出すことができないので、必要なテンションを発生させるポジションが必要になります。そこでテンションをつくりスラストするわけなんですが、それはニュートラルに近ければ近いほどいいのです。ただしニュートラルに近いと、その分スピードがいるわけで、結果として負担が大きくなる。
ニュートラルに近い状態は負荷を減らすためだから、それが逆に負荷を増やしてしまっては意味がないので、必要な側屈、回旋はして、ある程度関節にテンションをかけた状態で、なおかつ、1ミリでも0.5ミリでもいいからスペースを空けることによってオープンな状態にするということです。関節がキュッと閉まった状態では骨は動かないので、なるべく空けておくということですね。
――詳しい説明をありがとうございます! オープンパックの概念がよくわかりました。
アジャストには、いろんなバランスがあると思います。私も患者さんを治療するときになるべくニュートラルに近いところでスラストしたいけど、これじゃ上手くいかないなと、わずかに多めに側屈、回旋を取り直してアジャストすることもあります。そういう勘は必ず当たるわけでもありません。患者さんの癖もあるので、何回もアジャストしている患者さんは大体わかってきます。
だから、オープンパックは、アジャストができるかどうかのレベルの段階の先生には、上手くいかないかもしれません。しかし、効果のあるアジャストのためには必要なものかな。この辺がアジャストの難しさの一つかなと思います。
でもね、今までオープンパックなんてことは全く頭になくてやっていて、これを意識して初めてアジャストが上手くいくようになる人も出てくると思いますよ。
――習得すれば可能性が大きく広がっていきますね。今回はよい本を書いていただき、出版だけで終わってしまうのではなく、これを末永く大切に広めて行きたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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代替療法の世界 第7回 上善は水の如し

投稿日:2018年10月27日

人間の生活は水と共にある。だからこそ「水」を使った慣用句や諺(ことわざ)がたくさん見られるのである。これは水が日常生活において必要不可欠な存在であることの証左であろう。人体にとっても同じく水は欠かせない。体内の約20%の水分が失われると死亡する。水なしでは5日もすれば深刻な状況になる。水さえあれば食物がなくても2~3週間は保つ。

「マイプラクティス番外編とソウルナイトに出る理由」

投稿日:2018年10月23日


Web版④

11月は大好きな月、下旬に大阪、東京でお会いしましょう!

ジャーナル・ドットコム読者の皆さん、お元気でしょうか? 日本はめっきり秋らしくなってきているようですね! 11月は私が大好きな月です。朝がなんとなく寒くて引き締まった感じがして、冬ほど寒くない。12月の慌ただしさもなく、天候も安定しているからですかね!

そんな11月に、日本でマイプラクティス番外編と題して、7月に出版させていただいた私のテクニックブックの解説セミナーを行うことになりました。今回は、久しぶりに大阪にも行きます。いつも西日本の方には東京までご足労いただいています。感謝の気持ちも込めて、今回は私が足を伸ばすことになりました。そして、せっかく大阪に行ったのならソウルナイトもやろう!ということになりました。前回の大阪ソウルナイトは東京組もバスツアーで乗り込み、会場が満員となる盛況ぶりでした。色々なハプニングもあって、思い出深い特別なソウルナイトの一つとなりました。

マイプラクティス番外編、新刊テクニックブックでセミナー

このセミナーは、皆さんが私の本を読んで、わからないことや、実際に目で見てみたいという部分を解説しながら実演する内容です。事前に本をしっかり読み込んで練習すればするほど、質問や実際に目で見たいという欲求が増えてくることでしょう。そういった方には、是が非でも参加したいセミナーと言えるでしょう。今まで私のテクニックに触れたことがなかったという方も、カイロ勉強中の方も本を読んでくれれば、きっとテクニック上達への大きなヒントを得ることができると思います。そして、私に実際に質問したい、目で見てみたいと思わずにはいられないはずです。

本は出版物で私に馴染みのない方も読むものなので、私も色々な意味で抑えた部分もあります。セミナーでは、そういった本に書かれていない行間に潜む私の気持ちやテクニックも知ることができることでしょう。このセミナーは、きっと皆さんの成長のお役に立てると思いますので、本を購入した方全員に参加してほしいと願っています。

セミナー、イベント参加に4つのタイプ

ところで、マイプラクティスやソウルナイトを開催するたびに考えることがあります。どうしたら、より多くの方に参加してもらえるかということです。大きく分けると、業界でセミナーやイベントに参加するタイプが4つあると思います。まずは、積極的に興味のあるものや、自分や業界発展の役に立つイベントにはどんどん参加するタイプ。次は決まった先生やテクニック、あるいは自分の所属する団体のものには参加するが、それ以外のものには、ほとんど参加しないタイプ。3つ目は何か気が向いた時だけ参加するタイプ。そして、最後は全く参加しないタイプの4つが挙げられると思います。細かく言うともっと色々な理由やタイプがあるのでしょうけれど。

積極派

最初の積極的に垣根なく参加するタイプの方は、業界にとっては頼もしいタイプです。しかし、落とし穴があるとすれば、ただ参加しただけで満足してしまって、吸収して落とし込む作業ができていない方もいるということです。せっかく参加したなら、そこで得た素晴らしいものを自分の中で活かしていくことが大切ですよね。

特定派

二番目のタイプには、二種類あって一つは、盲目的に一人の先生や、あるテクニックに師事して他の物を見ようとしないタイプです。アヒルの子が生まれて初めて見る鳥を親だと思って盲目的についていくように、最初に出会った先生やテクニックに傾倒してしまうことはよくあることです。これはあまり良いこととは言えません。一方、色々な先生からテクニックを学んで、その結果、自分の進むべき道を決定した上でその先生やテクニックを中心として行こうという方もいます。後者の方はいいのですが、前者の方は勿体ないですね。もっと色々な可能性や発見があるでしょうに。後者の方も時には違う風にああたることも必要ですけどね。

気分派

三番目のタイプは一番多いかもしれません。気が向いたときに参加しようというタイプです。開催者としてはこのタイプの方にどう参加してもらうかを考えなければならないのです。

不参加派

最後の全く参加しないタイプの方は、大きな問題です。セミナーやイベントに参加すると、必ずそこには何かしら学びがあります。出会いなどもあります。そして、ポジティブなエネルギーを受け取ることができるのです。たとえ、一生懸命日々の診療に励んでも、独学で勉強しても、やはり時には人との関わり合いや違った風に当たることは大切です。そうしないと知らず知らずにマンネリ化やモチベーションの低下からくる悪循環に陥ってしまいます。そして、自分ではその状況に気が付かないということになってしまうことも珍しくありません。これは業界にとっても大きな損失です。

求む、意識変革!

いつも、どうしたら皆さんが参加してくれるかなと頭を悩まします。気がついたことは、こちらが頑張って色々な内容を用意しても、結局は皆さんの意識を変えないと参加はしないのだということです。そこで、皆さんがセミナーやイベントに出る理由に対する意識の変革についてを考えてみることにしました。

垣根を超える、所属団体以外で情報交換

最初に変えなければならない意識は、垣根を超えるということです。懇意にしている先生のセミナー以外のものに出ると裏切ったような気になるのでしょうか?そんなバカな!と思うのですが、話を聞くとそういった律儀な方も多いというのです。私は自分のセミナーに参加する方には、色々なセミナーに出て学びの機会を増やすように伝えます。そうでなければ勿体ないですよね。私は自分のコピーを作りたいとは思いません。その方が成長し、上達するうえで、私のテクニックや考え方が役立てばいいと思うのです。

自分が所属する団体の勉強会やイベントにしか参加しないという方もいます。もちろん皆さんが所属する団体は素晴らしいのだと思います。だからといって、所属団体の主催以外の催しに参加しないというのは、業界の横のつながりを奪い、発展の足かせになってしまいます。この業界には魅力的で素晴らしい方がたくさんいますので、自分の団体以外の方とも交流して仲良くすることは非常にいいことだと思います。色々な気づきや成長があると思いますし、情報交換などもできるはずです。

少なくても三つぐらいのテクニックを持つ

次にテクニックについてですが、自分が使うテクニック以外にも色々なテクニックを学ぶことは大切です。すべてのテクニックを網羅せよ、とは言いませんが、少なくとも三つぐらいのテクニックは勉強した方がいいと思います。例えば私のテクニックは、ガンステッドではありませんが、学生時代は一生懸命ガンステッドの勉強をしていたので、その基礎にはガンステッドの考え方が入っています。カイロの大学ではフランス人の先生に師事していましたが、この先生はガンステッドやターグルなどを使ってAKをやる先生で、この先生のそういった色々なテクニックの特徴を駆使するスタイルは私に大きな影響を与えています。AK、SOTやディバーシファイドでも色々なスタイルの先生に学びました。これらのテクニックは、患者を色々な角度から診ることを可能にしてくれて、それぞれのテクニックの良い部分を理解させてくれました。

だから、ガンステッドをやる方が他のテクニックのセミナーに出ることで、さらに自分のガンステッドに磨きをかけることもあると思います。人間の体は似て非なるものです。より幅の広い知識と考え方を持つことで自分の技を最大限に使えると思います。

新たな刺激を受けることでモチベーション・アップ

最後に、モチベーションを高めるための意識改革について考えてみたいと思います。どんなに一生懸命頑張っていても、モチベーションを充電しないと知らないうちに薄れていってしまうものです。いつも同じメンバーでは、刺激も薄れてしまいます。色々なセミナーやイベントに参加することで、モチベーションが湧いてきます。これほど大切なものはありません。私もセミナーやソウルナイトをやるたびにモチベーションを上げることができます。不思議とそういうときは患者も増えていきます。こんなに簡単で効果的なことはないと思います。

患者さんや業界の幸せに貢献

皆さんがセミナーやソウルナイトに出る理由は、新たな学びや出会いを通じて、知識や技術を高め、診断力を高め、モチベーションを高め、そして患者さんや業界の幸せに貢献するためです。それは、自分自身の幸せへとつながるのです。

私のセミナーやソウルナイトに出たことがない方は、ぜひとも意識改革をして参加してみませんか? きっと、参加して良かったと思うはずですよ。11月にたくさん方にお会いできることを楽しみにしています。

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知識と想像力で試行錯誤を繰り返せ!

投稿日:2018年10月21日


Web版 連載③

皆さん、お元気ですか? カイロを愛していますか? 英語で「LOVE」だと言いやすいですけど、日本語で「愛しています」というのはちょっと重く感じる気がしますね。でも、まあいいじゃないですか、外国人が気軽に「愛してます!」と日本語で連呼するのを少し見習ってみると、何か皆さんの周囲に変化が起こるかもしれませんよ。

テクニックは臨機応変に

さて、私の新刊のテクニックブックを読んでくださった方も多いと思いますが、14年前に出版されたイエローブックと比べて色々な違いも発見されたのではないでしょうか。私のテクニックも随分と変化しているのです。今回のテクニックブックは、普段、私が臨床で使うアジャストメント・テクニックの一部です。同じ頸椎のアジャストメントでも実際には色々な違うテクニックを使っています。それは、ある患者さんによってはこの方がアジャストしやすいというケースもあれば、このタイプの症例にはこういったアジャストメントの方が効果があるだろうということを考えてやっているからです。

もっといいアジャストメントを

違う方法のアジャストメントを作り出す一番の理由は、もっといいアジャストメントができないか? ということが常に頭にあるからでしょう。自分で言うのもなんですが、私のアジャストメントはかなりいいものであると思っています。世界でもトップクラスのアジャストメントをしていると信じています。それは色々な先生のアジャストメントを見たり、色々なカイロプラクターの施術を受けてきた方たちからのフィードバックからきています。

カイロプラクターの悲劇

カイロプラクターの悲劇は、自分自身のアジャストメントを受けられないことです。もし自分のアジャストメントを受けることが出来たら、もっと上手くなれるのにと、いつも悔しい思いを抱いています。料理人が自分の料理の味を見て工夫ができるように、私ももっと工夫をして上達できるのにと思うのです。私と同じような思いの方も多いことでしょう。

テクニック修得に終わりはない、常に想像力を

アジャストメント・テクニックで、もうここでいいという終わりはないと思っています。私のテクニックだって、まだまだ改善できるところがたくさんあると思っています。そうでなければ、面白くなくなってしまいます。まだ自分にだって伸びしろがあると思えるから、日々ああでもない、こうでもないと考えながら試行錯誤をすることができるのです。私の場合、もっとこうしたらどうだろうというアジャストメント改善のヒントは、治療中や結果が出にくいケースについて考えているときに湧き上がってきます。改善を欲している気持ちが想像力を駆り立てます。そうです。想像力がとても大切なのです。

マニュアル通りか、工夫を加えるか

世の中には色々なタイプの人間がいます。マニュアル通りにやるのが好きな方もいれば、私のように自分で工夫を加えていくのが好きな人もいます。料理でも私の家内はレシピ通りにきっちり作るのが好きで、いつも美味しい料理を作ってくれます。私は、自分で想像力を駆使してオリジナルの料理を作るのが好きです。ですから、今まで食べたことのないような料理もあります。あの食材とこの食材を使って、こんな風に料理して、こんな調味料を合わせたらどうだろう? と考えるのが楽しいのです。

力加減の難しさから封印

ですから、アジャストメントにおいてもそのように常に想像力を働かせて、それを実際に患者さんの治療に用いて試してみるのです。そして、患者さんの感想を聞きながらしっかりしたものにしていくのです。時に、途中でやはりこの方法には欠点もあるなということだってあります。例えば、あるとき、頸椎のアジャストメントで良い工夫を思いついたのですが、イメージした通りに切れるようなアジャストメントで頸椎のセグメントが面白いようにきれいに動きました。ところが、力加減が難しく深く入り過ぎてしまうことが多いことに気が付きました。これでは患者さんの身体へのダメージの心配もあるので、特別な場合を除いては使わない方がいいなと封印しました。このようにすべての工夫が上手くいくとは限りません。しかし、色々な試行錯誤を通して工夫が重ねられることで物事は発展していきます。

エビデンスあればこそ、なければ、ただの思い付き

想像力による治療のヒントは、ただの思い付きではありません。そこには医学的基礎知識、バイオメカニクスや解剖学の知識があってこその想像力なのです。そうでなければ、ただの無謀な思い付きになってしまいます。私も頭の中で想像したイメージが不確かな場合は、レントゲンや解剖書を見て調べたりして確認します。なぜそのような工夫をするのかの理由と理論がなければいけません。こうしたらこういうメカニズムや理論で、もっといい結果につながるはずだという考えがあり、それを実際に患者の身体を触診したりアジャストしたりして確信を得ていくのです。そのためには触診技術やアジャストメントの技術も要求されます。それなしには折角のいいアイデアも上手に実行できないのです。

フィロソフィー、アート、サイエンスで試行錯誤

しっかりとした基礎知識を基に、想像力で得たアイデアを卓越した技術で試行錯誤することを、もっと多くのカイロプラクターができればいいのですが、この三拍子が揃った方はまだまだ少ないのが業界の現状です。もし、皆さんが優れた知識と想像力でいいアイデアを思い付いたのだが、自分の技術ではイメージ通りにできないという場合は、仲間で技術的に優れた人と相談しながら行うのもいいかもしれません。何も新しい工夫は一人でやる必要はないのですから。素晴らしいアイデアがあったら、是非、私にも相談してくださいね。きっと、アドバイスやアジャストメントの完成のお手伝いができると思います。そして、業界全体の技術の向上で治療力を高めていけたらいいですね。一緒に頑張っていきましょう。

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其の二十七 『先月やっさんに会ったこと、そして来月のJSCC学術大会から』

投稿日:2018年10月21日

西日本、北海道で自然の猛威、安心な場所なんてどこにもない!

9月に入って、あっという間に10日ほどが経過した。今年は西日本を集中的に台風が襲い、北海道では地震によって甚大な被害を被っている。被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げる。

久しぶりに、やっさんこと、小柳の公譽さんこと、泰博さんにあった

8月を振り返って一つだけ書き忘れていたことを思い出した。それは、久しぶりに「やっさん」こと小柳公譽(まさたか)さんと夕食を共にしたことである。なぜ「やっさん」と呼ばせていただいているかと言うと、初めてお会いした30年ほど前は、本名の泰博(やすひろ)さんだったので、飲んで調子に乗ると2学年上の先輩をつかまえて、何十年来の友人が如く、やっさん、やっさん、と呼んでいたのである。小柳さんに限らず、馴れ馴れしく呼ばせていただいている方々が両手両足では足りないほどいる。なめてる、と言われかねないが、無理に誰々先生と呼ぶよりよほど親愛の情を込めている。と、軽ーく言い訳も言っておこうっと!

やっさんと久しぶりに会って感じたのは、この人とはたまに会わないといけない、ということであった。とにかく懐が深い、榊原君のスケールの大きさとはまたひと味違って、話してて自分の今の状態が見えてくるというか、今お前はこうだよ、と言われているように感じるのである。やっさんといると無類の安心感を与えられる。今度はいつ会いにいこうかなぁー

10月6、7日、日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)第20回記念学術大会

ひと月前の話のあとはひと月後の話! この前のブログにも日間賀島でのCDF合宿のことを書いたが、今度は来月の6日、7日に、同じ日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)の主催で行われる学術大会の話である。今年はなんと20回の節目に当たる。この学会の立ち上げにも大きく関わったので感慨深いものがある。ミレニアムが騒がれ始めた頃の1999年10月10日、日曜日だったが体育の日(当時)でもあった日に東京・大手町の三井物産本社ビルで設立され、翌日の振替休日にかけて第1回の学術大会が行われた。

科学新聞社の記念事業、カイロジャーナルの創刊、学会の立ち上げ

1969年に「カイロプラクチックの理論・応用・実技」(当時。私が事業に関わってからはティツクと改めた)を発刊、カイロプラクティックの関連事業がスタートした。その20周年の記念事業が「カイロプラクティック・ジャーナル」の創刊、さらにその10年後の事業30周年、創刊10周年の記念事業が学会の立ち上げだった。ジャーナル紙上で1年かけて「日本に本格的なカイロプラクティック学会を」とキャンペーンを貼り、というか当時まだネットを利用するという状況にはなかったから、これしかなかった。

昔を懐かしんでばかりいても仕方ないが

そうして7月に、10月の学会の設立と第1回の学術大会開催で会員を募集した。あっという間に600人を超す会員と200名を超す大会参加者が集まった。20年前の古き良き時代である。今だったらこうはならなかっただろう。私も40代半ば、科学新聞社も社員が20数人いて、本業もバリバリやっていたが、学会も設立から10年ほどは私が事務局長、科学新聞社が事務局となり、ほとんどの雑用をこなした。その間のことを書き始めたらキリがないし、昔を懐かしんでばかりいても仕方ないので書かないが、学会に限らずカイロプラクティック界の昔話は業界が成熟していなかっただけ面白かった。今もそれほど成熟しているとは思えないが、昔に比べると愛嬌がない感じで、とても面白いとは言えませんな!

 

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局在神経学基礎講座 神経局在診断を読む 大阪第1回 神経の構成要素 

投稿日:2018年10月18日

第1回 神経の構成要素の主な内容

  1. 神経の基本的機能
  2. ニューロン
  3. 軸索輸送
  4. ダブルクラッシュシンドローム
  5. 神経線維の種類と分類
  6. 膜電位
  7. ナトリウム/カリウムポンプ
  8. 興奮と抑制
  9. ニューロンの生存条件
  10. 代謝(酸化的リン酸化)

神経の基本的機能は、情報を受け取り統合し次に渡すという単純なものです。

しかし神経細胞では化学的、電気的反応が繰り返され複雑な神経網が構築されます。情報伝達が正常に機能していないと痛みやシビレなどを含めた機能障害が生じます。

神経系が正常に機能するための条件とは!


丸山 正好(まるやま・まさよし)
ニューラルヒーリング院長
カイロプラクティック徒手医学会評議員
神経学的アプローチを中心とした治療を行っている。
ブログ:ちょっとずない話
増田 裕D.C. D.A.C.N.B.神経学セミナー初期メンバー



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局在神経学講座 第2回 正中神経-1/肘部

投稿日:2018年10月13日

正中神経-1 肘部

  1. 上腕二頭筋下走行ライン
  2. 円回内筋症候群
  3. 前骨間神経症候群

丸山 正好(まるやま・まさよし)
ニューラルヒーリング院長
カイロプラクティック徒手医学会評議員
神経学的アプローチを中心とした治療を行っている。
ブログ:ちょっとずない話
増田 裕D.C. D.A.C.N.B.神経学セミナー初期メンバー



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カイロプラクティック・ソウルナイト2018秋 Let’s Chiro in Osaka!

投稿日:2018年10月05日

会 場

サニーストンホテル第1(吹田市広芝10-3 地下鉄御堂筋線 江坂駅そば)

参加方法

ソウルナイトのお申し込みは不要です。最新情報は随時ご覧のページにアップしていきます。日々のチェックをよろしくお願いいたします!

ソウルナイト2018秋 Let’s Chiro in Osaka! ポスター完成

ポスター画像をクリックするとPDFが表示されます、ダウンロード&プリントして院内に貼るもよし!配るもよし!

カイロプラクティック・ソウルナイト2018秋 Let’s Chiro in Osaka!ポスター

スピーカープロフィール

今増 心堂
JCDC大阪校卒業
カイロプラクティックオフィスKarakahl院長
神戸カイロプラクティック研究会主催

ソウルナイト二回目のスピーカーに選んでいただき大変光栄です。
誰よりも当日楽しみたいと思っています。

岡井 健D.C.
1964年7月4日東京都生まれ。福岡市出身。
福岡西陵高校を卒業
1984年ボストンに語学留学
マサチューセッツ州立大学
ロサンジェルス・カレッジ・オブ・カイロプラクティック(LACC)卒
1992年カリフォルニア州開業試験を合格
1991年より1995年まで上村DCのクリニックでアソシエート・ドクターとして勤務
1995年サンフランシスコのサンマテオにて開業
2001年にはシリコンバレーのサンノゼにもクリニックを開業
サンフランシスコ・ラジオ毎日での健康相談や地方紙でのコラム連載
趣味:ゴルフ、料理、S.F.Giants応援
「Dr. Okai Chiropractic Clinic」
「The Chiropractic Club」

國生 康志 (こくしょう こうし)
1967年4月生まれ。
鹿児島県日置市在住
高校生の時に腰痛を経験。
一度は施術者を目指そうと考えたが断念。サラリーマンを経験後、念願叶って2007年日本カイロプラクティックドクター専門学校卒業。
Soft Handカイロプラクティック開業12年目。

趣味は魚釣り。

カイロに興味をもってもらえるように楽しくお話しできたらと考えています。よろしくお願いします。

高井富士織
51才 娘、息子、妻の4人家族です。
明治国際医療大学 鍼灸学部鍼灸学科卒業 鍼灸師
冨金原カイロプラクティック学院 29期生(平成3年)
明治東洋医学院 卒業 柔道整復師
26才で大阪、我孫子で、東洋治療センターを開設(カイロプラクティックと鍼灸)その後、大学があった京都にご縁を頂き、拠点を移動する。
JSCC日本カイロプラクティック徒手医学会会員
米国深層心理学協会 NLPマスタープラクティショナー
JSCカイロプラクティック師協会 正会員、指定院
現在、上京区、右京区にて、カイロプラクティックオフィス フジヘルシーコネクションを二店舗、運営しています。
国内で様々なカイロプラクティックセミナーを受講、大学での旧友、吉田美和DCのオフィスを見学させて頂き、改めてアジャストメントの重要性を知る。
現在、岡井DC、大陰DCから学び、さらに良いアジャストメントを探求しながら、スタッフと共に日々地域のヘルスケアに力を注いでいます。

眞崎 龍介
1983年2月生まれ

2007年JCDC大阪校に入学。

インターンを経て現在兵庫県西宮市カイロプラクティックサロンnicoにて勤務。

僕は長年カイロ業界に携わりながらも、ずっと迷いがありました。カイロを信用できずにいました。手技なんて危険で避けるべきものだと思っていました。今は考えが180°変わり、カイロが好きになりました。同じように迷っている人に、僕の経験が少しでもヒントになればと思います。

司会

碓田 拓磨D.C.(うすだ たくま)
1967年 長野県生まれ
1992年3月 早稲田大学社会科学部卒業
1992年4月 (株)リクルート入社
2001年3月 米国アイオワ州パーマーカイロプラクティック大学卒業
2002年2月 虎ノ門カイロプラクティック院開業
2005年4月 早稲田大学オープンカレッジ「姿勢と健康」講師
2010年 一般社団法人日本姿勢教育協会理事
「健康な人はなぜ姿勢がいいのか」(主婦の友社)
「即効1分間キャットレッチ 肩こり・腰痛 こんなにラクになるなんて(青春出版)
テレビ出演
となりの子育て(NHK教育)
世界一受けたい授業(日本テレビ)
ホンマでっか!?TV(フジテレビ)
あさイチ(NHK)
はなまるマーケット(TBSテレビ)
首都圏ネットワーク(NHK)
あげるテレビ(フジテレビ)




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