
コロナ禍の7月22日からスタートしました『徒手療法家のための基礎講座』は、第Ⅰ期「主な検査法」(全6回)、第Ⅱ期「生体力学-脊柱編」(全7回)と行ってきました。
2021年2月3日からは第Ⅲ期として、第Ⅱ期の「脊柱編」に引続き、生体力学(バイオメカニクス)の「四肢編」を行います。生体の構造や運動を力学的に探求し、その結果を応用し臨床に役立たせることで、患者さんに納得いただける説明、施術ができるようになることを目標にしています。
第Ⅲ期 Webセミナー概要
日付 | 2021年2月3日(水)/2月10日(水)/2月17日(水)/2月24日(水)/3月3日(水)/3月10日(水)/3月17日(水) |
時間 | 19:30〜21:00(90分) |
講師 | 辻本 善光(つじもと よしみつ) |
会場 | Webセミナー |
参加費 | 15,000円(税別/全7回)※各回ごとのお申込みはできませんのでご注意ください。 |
受講対象者 | 無し |
定員 | 50人 |
第Ⅲ期 セミナー内容
日時 | 内容 | 内容詳細 | |
第1回 | 2021年2月3日(水) 19:30~21:00(90分) | 概論 | 上肢/下肢の役割と特徴 歩行周期 |
第2回 | 2月10日(水) 19:30〜21:00(90分) | 肩関節 | 解剖 肩関節運動と腰椎の関係 |
第3回 | 2月17日(水) 19:30〜21:00(90分) | 肘関節/前腕 | 解剖 橈骨の副次的運動 |
第4回 | 2月24日(水) 19:30〜21:00(90分) | 手関節 | 解剖 舟状骨と月状骨の役割 |
第5回 | 3月3日(水) 19:30〜21:00(90分) | 股関節 | 解剖 体重支持関節としての股関節 |
第6回 | 3月10日(水) 19:30〜21:00(90分) | 膝関節 | 解剖 膝の自動回旋 |
第7回 | 3月17日(水) 19:30~21:00(90分) | 足関節 | 解剖 足部のペンチ作用 足部からの全身への影響 |
参考資料
- 「図解 関節・運動器の機能解剖(上肢・脊柱編)」協同医書出版社
- 「基礎運動学」医歯薬出版
- 「カパンジー機能解剖学」医歯薬出版
- 「カイロプラクティックテクニック総覧」エンタプライズ
推薦の言葉 山﨑 徹氏より

「機能と構造は連関する」これはオステオパシーの三原則の一つである「機能と構造」に関しての関係を述べたものだ。両者はそれぞれが独立しておらず相互に関係している。どちらか一方が優越しているわけでもないし、一方が劣っているわけでもない。徒手療法というくくりで考えても、機能と構造へのアプローチはオステオパシーの専売特許ではなく、カイロプラクティックでも同じく機能と構造に着目してきた。近年ではカイロ神経学やアクティベーターテクニックなどによる機能に対するアプローチがとられている。一方で伝統的なカイロプラクティックでは構造に立脚したアプローチを洗練してきたのも事実。ガンステッドテクニックに代表される全脊椎のレントゲン分析によるアプローチ。アトラスオーソゴナルテクニックによる4方向によるレントゲン分析によって導き出される頸椎1番に特化した矯正術の妙。ここにはバイオメカニクスの観点しかない。このバイオメカニクスを基にした治療法は例えると知恵の輪の外し方と同じ。知恵の輪の形によって外すやり方は違うが、方法さえ分かれば上手に外すことが出来る。構造が生み出す動きの分析、決められた動きの性質は知っておいて得にはなっても損にはならないだろう。無論、知恵の輪は力によって無理やり外すことも出来るが、それでは知恵の輪の意味を理解していないことになる。その意味を知れば力任せで無理な治療をする必要はない。無駄な労力を省きたければ生体力学(バイオメカニクス)を学ぶべき価値を見いだせるだろう。
- はやま接骨院(高知県高岡郡)院長
- 看護師
- 柔道整復師
- 全日本オステオパシー協会(AJOA)京都支部長シオカワスクール・オブ・カイロプラクティック
- ガンステッド学部卒NAET公認施術者
過去のWebセミナー
第Ⅰ期 「主な検査法」 全6回 | 第1回 検査のための注意事項 | 参加費 10,000円(税別) |
第2回 問診 | ||
第3回 視診/触診 | ||
第4回 可動域テスト/徒手筋力テスト | ||
第5回 整形外科的テスト | ||
第6回 神経学検査 | ||
第Ⅱ期 「生体力学(バイオメカニクス)脊柱編」 全7回 | 第1回 概要 | 参加費 10,000円(税別) |
第2回 椎間板 | ||
第3回 脊髄 | ||
第4回 腰部 | ||
第5回 骨盤 | ||
第6回 胸椎/胸郭 | ||
第7回 頭頚部 |
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