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  安達D.C.著の新刊2冊、発行から半年が経過して

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安達D.C.著の新刊2冊、発行から半年が経過して

一昨年の春、岐阜県多治見市で開業する安達和俊(あだち・かずとし)D.C.から、執筆中の2冊、1冊は専門書でタイトルが『スポーツ外傷・障害の予防と整復の手技学』、もう1冊は小説で『海(かい)わたる』の出版協力の依頼を受け、お手伝いさせていただくことになった。その2冊が昨年7月に同時発行の運びとなった。

安達氏は自著の新刊の案内に下記のように記している。

“皆様へ”

本を読まないこの時代に、二冊の本を書きました。
本の売れないこの時代に、二冊も売らねばなりません。
一冊は専門書、一冊は小説。
前者は、スポーツ外傷・障害について関節をカイロプラクティックで、筋腱をオステオパシーで予防・整復する連携手技が特徴です。
後者は、主人公が幕末、世界へ旅立ち、行く先々の伝承医学に触れ、その背後にある魂に触れ、命の平等に目覚めるのが特徴です。
一冊ご購読頂ければ感謝申し上げ、二冊ご購読頂ければさらに感謝申し上げ、一行なりとも、その感想を科学新聞社にお寄せいただければ、筆者の幸いこれに過ぎるものはありません。
末筆ながら皆々様のご健勝とご多幸を心から祈りつつ・・・。

以来、半年が経過し順調に部数を伸ばしているが、これまで専門書の方は読者層が限定されてしまうこともあって、なかなか取り上げてくれる媒体がなかったが、小説は氏の地元紙である『東濃新報』が紹介ダイジェスト版の連載、さらに中部地区最大のサーキュレーションを誇る『中日新聞』でも取り上げられた。

安達氏や科学新聞社には、小説を読んだ方々から様々な感想が寄せられている。今回これらの一部を紹介する。

感想➀

安達和俊氏の『海わたる』を購入して、相当な時日を経過して、このほど読み終えることが出来ました。

先ず第一に本冊は、安達和俊氏が自らの勉学と体験が基盤となっている。半世紀におよぶ歴史が医学という分野をカテゴリーに展開されていますので、かつて私がいただいていた『手技療法の家庭医学‐カイロプラクティックドクター臨床手記』および『統合医療手技学の理論と技能』等を思いおこし乍ら、このたびの長篇ストーリーを読み進めました。

氏の逞しい熱気が文章の奥から燃えてくるのを感じ、感銘を深めました。主人公の海わたるは、安達和俊氏と二重写しとなり、私は親しみと、懐かしさを覚えました。

何れにしても、斯かる大作を書きあげられたことに敬意を表して、読者批評とさせていただきます。

感想➁

私は双極性障害で、これまでなかなかに厳しい精神状態で生きてきました。病院にも15年以上通っており、実は精神障害者手帳2級(重度)を1年ほど前に発行されたほどです。

しかし、そんな中でも、やはり「幸せに生きたい」という気持ちが常にあり、もがいてきました。

そんな折、安達先生の『海わたる』の発行を知り、私は先生の哲学をもっと知りたいと思っていましたし、自分が日々幸せに生きるためのヒントが得られるだろうと思い、高校生のとき以来、約10年ぶりに先生のもとへ伺いました。治療を受けお話をさせていただき、身体と、特に精神が安定してきたのは紛れもないことでした。長年良くならなかった私にとっては驚きの結果でした。

これまであれこれもがいてきた中で、幸せに生きるヒントとしてきたのが、ヘッセの『シッダールタ』の思想でした。『シッダールタ』は、主人公のシッダールタが長年の遍歴の末に悟りに到達するという小説なのですが、彼が最終的に到達したときの考えが、私がいわば躁状態か、あるいは健康的な状態になったときの気持ちと非常に共鳴するものがあり、目頭が熱くなります。そして幸せに日々過ごすために、この悟りの部分について、もっと理解を深めたかったのです。

『海わたる』を読んだあと、シッダールタの到達点と「わたる」たちが到達した境地には共通点があると感じ、これまた目頭が熱くなる思いがしました。正直、ヘッセのものは理解に苦しむ箇所があり、10年以上その意味が気になっておりましたが、『海わたる』を読み、わからなかった箇所が理解できました。

しかし、この悟りのような気分は、躁状態かもしれず、いつもなれるとは限らないのが謎です。どうやら、精神が不健康状態になったときから、身体の不調が取り除かれたときや、精神が健康的になったときに、このいわば「悟り」を心底感じることができるようです。そうして精神科医的には、やはり躁状態だと判断されます。この感覚はとても素晴らしいもので、いつも感じていたいのですが難しいようです。

とはいえ、『海わたる』の思想、寛容論的な精神で自分を否定せず生きられたら万々歳かと思います。すべて認め「さくらんぼの実る頃」のように淡々と生きられたら十分幸せかなと思います。

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