岡井健DC、アジャストメントの極意を語る | カイロプラクティックジャーナル

  岡井健DC、アジャストメントの極意を語る

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岡井健DC、アジャストメントの極意を語る

  
『マイ・プラクティス カイロプラクティック 基本テクニック論』 (岡井健著)の出版を記念して、“岡井健のマイ・プラクティス 番外編”(大阪・東京)が開催されます。セミナー申し込みリンク
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この本を一番届けたい人は…?

――先生が『マイ・プラクティス カイロプラクティック 基本テクニック論』を一番届けたい読者はどういう方々なのかっていうところを先生の口からお話いただけますか。
まあ、生意気かもしれませんが、あえて遠慮せず言えば、大きく三つぐらいのカテゴリーに分かれます。
まずは、カイロプラクティックを勉強中の方、これから学ぼうとしている方ですね。あまりよいテクニックの教科書がない現在、これから学んで行こうという方々にとっては幅広い選択肢かできると思うんですね。
次に、既にアジャストを使って臨床をしている方。「もう俺はこれでいい」と思っている人もいるかもしれないけど、やっぱりそこはもったいない。テクニックを学ぶことに終わりはないので、これからもっとよいアジャストをしていくヒントになればいいかなと。
最後に、アジャストをあきらめている方です。そうい方は非常に多い。いくつか理由があって、一つはよい先生に学ぶ機会がないということですね。それと、どうやって練習したらいいかわからない。モデルとなる、ゴールとなる先生がいなくて、モチベーションが足りないというのもあると思います。今、アジャストメントをあきらめて離れてしまっている方に、もう1回アジャストメントの魅力を再発見してもらえたらなと思いますね。大きく分けてこの3つのタイプの人たちに、この本を活用していただければいいなと思いますね。

練習の秘訣 イメージ化が大事!

――ちょっとびっくりするぐらいたくさん練習方法が出ていますね。
えー、これはまだ一部なんですよ。これが全てではない。それに練習方法は自分で考えればいいんですよ。ここに載せたのは、学生の指導とかする中で、みんなが動きのヒントや感覚をつかみやすかったものをもとに選んでいます。学生時代に習った方法も入っていますが、私が実際の練習で使わなかったものもたくさん入っています。自分には必要なかった練習法もいっぱい入っています。しかし、学生たちがどうしたら身体の動きの感覚をつかめるかなと考えて、模索して取り入れてきた練習方法です。
――テクニック習得のため、根気よく練習を続けるアドバイスをお願いいたします。
一人でコツコツやるのは、やっぱり必要ですが、ときには仲間と一緒に練習するっていうのがいいと思います。それから、やる気にムラがありますよね。人間そんなものなので、やる気があるときに、とことん練習してほしいなと思います。
――イメージ化は大事ですかね。
何にしてもそうなんですが、練習するときも、実際の患者さんに対する動きをイメージしながらやることで効果は上がると思いますね。生身の人間を扱うのがゴールなんですから、それをどれだけイメージするかが重要で、そうしないとただの体操になってしまう。
ダミーとしてクッションやボールを使いますが、それがダミーで終わっちゃう人もいれば、それが自分のイメージの中では実際の患者さんに変わっている人もいるということですね。これが結構大きな違いになってくるかもしれないです。
逆に患者さんをアジャストするときは、ボールのイメージが逆に入ってきたりとかもあるわけです。実際に人をアジャストするとき、パニックになって焦って感覚がわからなくなってしまう。そういうときに、落ち着いてちゃんと正しい身体の使い方が蘇ってくるように、ボールのイメージで使ってほしい。
――イメージと実際のところで自由に行き来できるぐらいまで練習すればいいんですね。
そういうのは簡単ですが、それほど簡単だったら誰も苦労はしないですよね!

モチベーションには賞味期限がある!
「鉄は熱いうちに打て」

――技術を習得する場合、モチベーションを保つところで早々につまずいてしまうこともありますけど、先生を見ておりますと、いつもモチベーションが高いです! 何かモチベーションを保つ秘訣があるのだったら、教えてもらえるでしょうか。
私が常にモチベーションが高いとは思えないですけどね、はい。だらけているときも多いし、本当に普通の人だと思います。ただ、アンテナを伸ばすのは得意かもしれません。例えば、プロフェッショナル(NHK)とか、ああいうテレビ番組を見て一流の方の話を聞いたときに、それを自分と結びつけて「自分はこの人の生き方から学んでそれをカイロプラクティックに実際に生かしていくことができるか」というようなことはすぐに考えますね。そんな考え方の習慣が役に立っているかもしれません。
それから、実はモチベーションっていうのは賞味期限があるんですよ。例えば、一番よくないのは、セミナーに行ってやる気が出ると「よしがんばろう」と思うんだけど、家に帰って何もしないとそのモチベーションがだんだん下がってしまう。
「鉄は熱いうちに打て」。気持ちが強いうちに行動に起こすことで、モチベーションの賞味期限が延びます。それでも、やがてやっぱりモチベーションというのは下がってきます。だから、いろんな人に会ったり、セミナーに行ったり、本を読んだりとか、いろんな刺激を脳に与えていかないとモチベーションをキープするのは無理です。
だからそういうふうに刺激を与えつつ、熱い気持ちができたときに行動を起こすこと、これは非常に重要だと思いますね。
――ありがとうございます。「刺激→熱い気持ち→行動」なんですね。今回の出版記念セミナーも、その絶好の機会ととらえていただけたらいいですね。
 
私が本に懇切丁寧に書いているつもりでも、理解力、それを実際に行うテクニカルな能力っていうのは個人によって違いがあります。だから言われた通りに進むわけではないのも当然で、疑問が出てくるのは当たり前ですね。そういうところで苦しんで、それから私に会いに来てほしいんです。
何も練習もせずに、ただ本だけ読んで疑問を感じて出てくる質問でも、もちろん得るところはあると思います。でも、やっぱり本に書いてあることを実際にやってみて、いろいろ悩んで苦しんだ人の方がより大きな成長があるかなとは思いますね。
――ありがとうございます。本を購入したら即練習してみて、その後岡井先生のセミナーに参加するのが上達への道ですね!

アジャストメントの極意! オープンパック・ポジション

――質の高いアジャストメントとして、本の中でオープンバックのアジャストメントが奨励されています。そのオープンパック・ポジションの大切さっていうところを説明していただけますか。
そうですね。物を動かすというとき、摩擦抵抗が少なければ、より少ない力で効率よく動かすことが物理的に可能になりますよね。摩擦抵抗が大きいと、そこに余計な負荷が生まれ、患者さんへのダメージとか痛みが増えることになります。
オープンパック・ポジションで骨が動きやすくなり、負荷が減るのですから、できる限りそういう状況をつくり出してソラストすることによって、より効率的な効果のあるアジャストができるということです。
――エンドレンジという言葉がありますが、オープンパックは、エンドレンジの中の一つのポジションですか?
オープンバックは、なるべくニュートラルに近い。ただニュートラルではアジャストに必要な十分なテンションを見出すことができないので、必要なテンションを発生させるポジションが必要になります。そこでテンションをつくりスラストするわけなんですが、それはニュートラルに近ければ近いほどいいのです。ただしニュートラルに近いと、その分スピードがいるわけで、結果として負担が大きくなる。
ニュートラルに近い状態は負荷を減らすためだから、それが逆に負荷を増やしてしまっては意味がないので、必要な側屈、回旋はして、ある程度関節にテンションをかけた状態で、なおかつ、1ミリでも0.5ミリでもいいからスペースを空けることによってオープンな状態にするということです。関節がキュッと閉まった状態では骨は動かないので、なるべく空けておくということですね。
――詳しい説明をありがとうございます! オープンパックの概念がよくわかりました。
アジャストには、いろんなバランスがあると思います。私も患者さんを治療するときになるべくニュートラルに近いところでスラストしたいけど、これじゃ上手くいかないなと、わずかに多めに側屈、回旋を取り直してアジャストすることもあります。そういう勘は必ず当たるわけでもありません。患者さんの癖もあるので、何回もアジャストしている患者さんは大体わかってきます。
だから、オープンパックは、アジャストができるかどうかのレベルの段階の先生には、上手くいかないかもしれません。しかし、効果のあるアジャストのためには必要なものかな。この辺がアジャストの難しさの一つかなと思います。
でもね、今までオープンパックなんてことは全く頭になくてやっていて、これを意識して初めてアジャストが上手くいくようになる人も出てくると思いますよ。
――習得すれば可能性が大きく広がっていきますね。今回はよい本を書いていただき、出版だけで終わってしまうのではなく、これを末永く大切に広めて行きたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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