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海外ニュース 「腹筋運動の常識は非常識」

マクギル理論による新エクササイズ 患者自身で腰痛予防
カイロジャーナル91号(2018.2.26発行)より

生体力学の権威であるスチュワート・マクギル博士(カナダ・ワーテルロー大学教授)は、現在広く行われている腹筋運動は腰痛を引き起こす恐れがあるとして、腰椎を安定させるタイプの腹筋運動を提唱している。数百の論文を書き、15年以上前に本も出版して、腰椎安定化のエクササイズを紹介しているが、現状はなかなか普及しない。

カナダやアメリカでは、マクギル・メソッドを臨床に活用し、リハビリで成果を上げているカイロプラクターは少なくない。そんなカイロプラクターの一人、ドナルド・デファビオDCは、動画をつかってマクギル・エクササイズを紹介するなど、精力的に患者自身でできる腰痛予防方法を発信している。最近、ダイナミック・カイロプラクティック紙に「マクギルのビッグ3・エクササイズ」として、腰痛を安定させるエクササイズを発表した。腰椎安定性を維持し、椎間板の圧迫を最小限にするのが目的の3つのエクササイズを紹介する。

エクササイズ1 カールアップ

通常のカールアップは、仰臥位で起き上がり運動をする。このカールアップは、仰臥位で膝を曲げ、手を腰椎の下に入れる。次に腹筋を予備的に固めて腰椎を中立位で保持する。その状態で、胸郭下部を支点にして、胸椎が少し屈曲する程度に頭と肩を床から持ち上げる。3秒間保持の反復で15回を3セット行う。

マクギル理論 カールアップ
カールアップ

エクササイズ2 バードドッグ

四つ這いになり、頸椎を含めて脊椎を中立位に保つ。腹筋を予備的に固める。対角線上の腕と脚を水平に伸ばす。すべての動作を脊椎中立位で行う。脊椎全体が固定された状態で、腕と脚だけが動くエクササイズである。腕と脚は水平に伸ばした状態を6~8秒間保つ。15回を3セット行う。

マクギル理論 バードドッグ
バードドッグ

エクササイズ3 サイドブリッジ

側臥位になる。身体は下側の肘と骨盤から脚の外側で支える。腹筋を固定し、完全に真横の状態で、屈曲が入らないように注意し、股関節部分を床から持ち上げる。

マクギル理論 サイドブリッジ
サイドブリッジ

この3つのエクササイズは、基本を押さえていれば、強度や難易度を変化させ、それぞれの患者の状態に最適な方法を指導することができる。深部の安定性を向上させるエクササイズは、健康増進のために日常行うエクササイズとして、また治療現場でのエクササイズとして非常に役立つものである。

(Dynamic Chiropractic –2018, Vol. 36)

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