其の九 『少しずつ本題に戻りつつあります』 | カイロプラクティックジャーナル

  其の九 『少しずつ本題に戻りつつあります』

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斎藤信次残日録 其の九 『少しずつ本題に戻りつつあります』2017.05.14

「何かを伝えることは本当に大変! 寄り道するからだ! その通り!」 

1980年11月のことだから、『源兵衛』に7年、『けめこ』に5年ほど通った頃である。科学新聞社に勤めた後も、会社が時間に寛容だったことをいいことに、たまに『源兵衛』から頼まれて手伝いに行くことがあった。この時期は早稲田の学祭があり、大隈庭園でホームカミングが行われる。『源兵衛』はここに模擬店を出し、名物のシューマイを店頭とお土産用に2千~3千人前作るのである。前日の夜、仕込みの手伝いに来てくれと言われ、もちろん断るわけがなく「OK」、またその日、『けめこ』の移転開業日が重なり、こちらも顔を出さないわけにはいかない。その日、私は非常に珍しいことに運悪く風邪気味で熱っぽかった。

翌日は朝一番で名古屋の『日本カイロプラクティック学会 第1回大会』に向かわなければならなかった。どれも行かないわけにはいかない。土曜日だった。当時、土休などなく15時まで働き、『源兵衛』に直行した。大きなボールに入ったシューマイの具を精一杯の力でこねるのである。これが2千~3千人前だから6千~9千個分の量である。ハンパな量ではない。またシューマイには外せないカラシ、これも自家製で、必至に練れば練るほど辛くていいカラシになる。オヤジは自分の作業をしながら、カラシのために「斎藤。怒れ!」と気合いを入れてくる。オヤジの愛の手だったのだろう。

すべては終わらなかったが、今日はこれまでとなった。それでも日は変わっていた。そこから、徒歩15分の『けめこ』の移転先にタクシーで急行。当時、『けめこ』は年中無休、朝5時までという(キチガイ)沙汰の営業をしていた。だから日が変わっていることなど、どうってことはなかった。とにかく顔を出さなければと足を運んだ。見知った顔ばかり、なかなか帰りにくい雰囲気だったが、助かったのは『源兵衛』で食事は済ませていたことと、風邪気味で酒も進まなかったことである。とにかく義理、人情を果たし帰宅した。もう何時間も寝れない。

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