其の六 『やはり本題に入れずじまい』 | カイロプラクティックジャーナル

  其の六 『やはり本題に入れずじまい』

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斎藤信次残日録 其の六 『やはり本題に入れずじまい』2017.05.12

「書き出しから何も進まなかった」

さて1980年の11月、文化の日前後である。

入社して2年余りが過ぎ、間延びした自堕落な学生生活、アルバイト生活では味わえなかった、自分が社業の一翼を担っているという、何とも中途半端な思い上がりから、調子に乗り始めた頃だったと思う。今思えば赤面するほどの思いだが、その頃は本気でそんなことを感じていたように思う。

と言いながらも、当時の科学新聞社は(現在は全く違うが)時間なんてあってないようなもの、営業先、取材先との約束を違えなければOKという感じだった。時間を守っていたのは社長の池田さんと嘱託の人ぐらいだった。聞いた話だといつ出社するか全くわからないまま、ノイローゼで来なくなった人もいたということだし、たまにしか顔を出さない人、特に編集の人とは数日顔を合わせないこともよくあることだった。

要は、やることさえやっていればいいということか、また伝統の成せるワザか、誰も時間にとらわれないのである。学生時代の時間から時間までのアルバイトとは明らかに違うだけに、いまどきこんな会社があるのか、と思いつつもご多分に漏れず、自ら朱に交わりにいった。

科学新聞社にお世話になるキッカケを作ってくれた(学徒援護会という公的なアルバイト授産所に募集を出してくれた)岡部(康平)さんという先輩がいた。この人がまた実にユニークな人で、「斎藤君、金を払って学校に行くのと、金をもらって仕事をするの、どっちがいいと思う」と社員になることを勧め、「そうですね、社員になります」と言って社員になったら、自分はさっさと退職し、それまで自分がやっていた仕事を私にさせ、自分は職業訓練校に通いながら、請負と言って私がやっている仕事を週に一度出てきて行うということを勝手にやってしまうような人だった。

余談だが、岡部さんは新宿高校出身で、同期に政治家の塩崎泰久、後輩にミュージシャンの坂本龍一ら錚々たるメンバーが立ち並ぶところである。優秀な人であることは随所で窺い知ることができるが、いつ会っても変わった人だなぁー、間違いなく岡部ワールドを持ってるなぁーと感じさせられる。この人のエピソードを語り始めたら優に一晩は持つなと思う。

もう脱線しっぱなしだが、カイロプラクティック界にもただ者ではない面々がいる。私にとって筆頭はドクターこと塩川さんだが、彼もまた語り始めたら一晩では終わらないエピソードの持ち主である。それほどではないまでも、これまでネタを提供してくれた人は結構いる。乞うご期待 !! (先に含みを持たせないと引っ張れないので、今後ともお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げ奉ります)

脱線が多すぎて全然先に進まない。またこの辺で一休み入れさせてもらいます。

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