JSCC徒手医学会学術大会 10月東京で開催
カイロジャーナル83号 (2015.6.28発行)より
東京で10月11、12日に開催
日本カイロプラクティック徒手医学会 第17回学術大会
アスリートのケアに役立つ知識と技術を紹介
日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)の第17回学術大会が、10月11日、12日に東京都品川区の区民会館「きゅりあん」で開かれる。「スポーツと徒手療法・アスリートのベストパフォーマンスを引き出す」が大会テーマ。専門家を招いての講演およびワークショップともに、徒手療法家によるアスリートのケアと支援に役立つ内容が集められた。
基調講演は、成相直氏(東京医科歯科大学脳神経機能外科准教授)が「脳振盪の正しい理解とマネージメントのために」と題し、脳震盪のメカニズムと現場および医療者の正しい対応法を解説する。また、最新技術による検査法や研究知見の紹介も期待される。
特別講演は、受験専門外来を開設する本郷赤門前クリニック(東京都文京区)院長の吉田たかよし氏が「ストレスに負けない脳のマネージメント」をテーマに、ストレスに強くなるための具体的な実践方法を伝える。
ワークショップは2件で、スポーツ障害からの回復に重要なニューロ・リハビリテーションと、パフォーマンス向上のためにも注目されてる筋筋膜アプローチが紹介される。
演題はそれぞれ「ニューロリハビリテーションと生活科学」(広島大学大学院医歯薬保健学研究院教授/研究院長補佐・宮口英樹)と「スポーツ・パフォーマンス適正動作と調整法」(K-MAPカイロプラクティック&スポーツセラピー院長・河合智則)である。




一般講演は9件の研究発表が予定されている(表参照)
発 表 者 | 演 題 |
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室井秀夫 | 競技者にとって良い施術とは |
田中健太 | 椎間板ヘルニアの一症例 | 大藤晃義 | 脚長変化に及ぼすキネシオテープと感情の影響 |
稲福仁幸 | 赤外線デュアルプローブサーモグラフィーを用いた脊柱サブラクセーションのパターンシステム |
中川達雄 | 股関節マイクロ牽引が腰痛に及ぼす効果の検証 |
吉野雄大 | 徒手療法が神経系に与える影響-複視を伴ったジスキネジアの1例 | 大上剛史 | 身体が本当に求める刺激による治療の斜視の改善報告 |
柳 永善 | 肩鎖関節が与える生理学的な影響について |
吉野和廣 | 脊柱フィクセーションが自律神経活動(心拍変動)に及ぼす影響について |
募集内容PDF
日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)