2015 2月カイロプラクティックジャーナル

  2015  2月

カイロプラクティック、オステオパシー、手技療法の最新情報、セミナー案内、関連書籍・DVDの販売

カイロジャーナル TEL.03-3434-4236 〒105-0013 東京都港区浜松町1-2-13江口ビル別館

TBENの誕生秘話

投稿日:2015年02月28日

身体と対話する

ドイツでセミナーを行っていたとき、首に痛みのある女性の受講生がいました。私が頭蓋仙骨治療を勧めると、それはすでに受けたが、変化が感じられなかったと言います。

日本初公開のエネルギー・セミナー、5月連休に開催!

投稿日:2015年02月28日

カイロジャーナル81号 (2014.10.1発行)より
日本初公開のエネルギー・セミナー、5月連休に開催!

Drケリー・ダンブロジオ 
TBEN トータルボディ・エナジェティクス セミナー

より正確な治療へ
新たな可能性生む機会

 エネルギー療法には、いろいろなタイプがありますが、Drケリーのトータルボディ・エナジェティクス(TBEN)は、多くの偉大なオステオパスから学び、交流を持った経験と、日々の臨床の中から、独自に構築したものです。
 幼少のころから「人に会うと、その人がどの部位にリージョンがあるか“見えた”」と言いますから、元々の資質があるのでしょう。しかし学生時代にプロスポーツ選手を目指し、その能力は邪魔になると思い、封印しました。治療家になってからも15年間ぐらいは全くエネルギーを視野に入れない治療に専念していました。
 その後ボディートークという身体の部位と部位、または身体の部位と感情や環境との関係性を改善するという一種のエネルギー療法に出会い、その技術を極めてボディートーク協会のインストラクターになりました。その頃から、自然とエネルギーワークを治療に利用するようになっていきました。「今から振り返れば、過去の治療の中でも無意識にエネルギー的なことは使っていたのだろうと思うが、この頃から意識的に使うようになった」と言います。
 そして、臨床の中で常に結果を検証し、方法を吟味してセミナーで教えられるものへと質を高めていきました。このセミナーは米国で2014年から開催し、高い評判を得ています。
 Drケリーのエネルギー療法は、治療者が手などを使ってエネルギーを流す外気功的なものではありません。生き物ならすべて持っているエネルギー場において、停滞や過剰を解消し、エネルギー場の再構築をする療法です。
 こういったエネルギー治療を使う技術は非常に多く、カイロプラクティックやオステオパシー技術の中にもあります。特定のテクニックとして治療で用いてはいなくても、
エネルギーは日々感知しながら臨床を行っているという方もおられるでしょう。そのような先生方にとっては、治療にエネルギーを有効利用する方法をシステマチックに学ぶこのセミナーは、新たな可能性をもたらすものです。
 Drケリーの哲学は、臨床上最も必要なことを治療することです。そのため、治療部位(リージョン)を特定することと、治療組織(筋肉、関節筋膜、内臓膜など)を特定するための検査評価に重点を置きます。エネルギー治療でも同様で、治療を行うのは、エネルギー・リージョンが特定された場合のみです。ですから「現在の臨床手法で完全に問題が取りきれない、再発してしまう」というような患者に対し、エネルギーの検査を行い、治療を行うことができます。すでにエネルギー療法を行われている先生方にとっても、TBENはより正確な治療へランクアップさせるヒントをたくさん学べるセミナーです。

●本セミナーの日程はこちらをご覧ください。
●TBENは、レベル1~3までのシリーズセミナーです。今回実施するのは最も基本となるレベル1で、身体の中のエネルギー場の調整が主な内容です。レベル2は11月、レベル3は来年の実施を予定しています。TBENについて詳しくはこちらをご覧ください。

TBENのコンセプト
身体に触れても触れなくても行える

 TBENは、ボディーワークとエネルギー・メディスンのギャップを埋めることを目指しています。私たちの身体は肉体のテンション(悪いエルゴノミクス、トラウマ、手術、スポーツ障害、車事故、転倒などが原因となり得る)を蓄積するだけでなく、解決できない感情、思考、信念、意識、恐れ、恐怖症などが組織に蓄積されます。TBENでは身体の解剖学的、生理学的エネルギー動態を利用し、これらが原因の急性、慢性の症状を改善します。
 身体に触れても触れなくても行うことができ、機能障害の根幹に集中してマインド、ボディ、スピリットを統合します。単独の療法として、または他のヘルスケアの方法と融合させて利用することができます。
 トータルボディ・エナジェティクスの「トータル」という言葉は完全なシステムであるということで、患者の履歴、評価、治療、再評価、フォローアップをすべて含みます。治療には、肉体的、精神的、感情的、行動的、意識的な要因(内的要因)の他、環境要因(外的要因)に考慮し、対処する必要があります。
 TBENでは、トータルな評価と再評価を重要視します。治療者と患者の双方にとって効果を確認するために重要であり、治療者自身が自信と信頼を構築する有効な手立てとなります。
 「ボディ」という言葉は、構造的、精神的、感情的、行動的、意識的な要因(内的要因)と、環境要因(外的要因)をすべて含んだ肉体的な顕現で、図で説明している「トータルボディ・リージョン」のことです。これを取り除き、身体が本来の力を発揮できるようにすることが治療の原点です。
 「エナジェティクス」「エネルギー」という言葉は、身体の中にシフトを作り出すレベルを表す言葉です。TBENは東西の医学を融合したものです。東洋的アプローチには、マインド・ボディとエネルギー動態の原理が含まれます。西洋的要素は、解剖学、生理学、身体評価と治療の研究が含まれます。
 エネルギー・アプローチは身体に触れても触れなくても治療ができます。

トータルボディ・リージョンの図

<第30回>勇気と情熱持った仲間増やしたい

投稿日:2015年02月28日

カイロジャーナル82号 (2015.2.23発行)より

カイロプラクターになれ!

日本の皆さん2015年のスタートはいかがですか? 日本はとても寒い季節ですね。寒い冬に負けないように熱く頑張りたいですね。皆さんの中にも熱い気持ちを胸に新しい年を迎えるに当たって新年の抱負や目標などを掲げた方もいることでしょう。わずか一カ月で挫折している人はいませんか? 大丈夫です。たとえ挫折したとしても何度でもやり直せばいいのですから。

私も今年の目標を色々立ててそれを実現するためのアクションプランなども練っています。目標がない人生はあっちへフラフラこっちへフラフラで行き当たりばったりになったり、目先ばかりを見ているうちに大きく方向がずれてしまっていたりするものです。私も今年でDCになって23年、自分のクリニックを開業して20周年となります。そこであらためて自分自身を省みて「カイロプラクターであれ!」ということを強く思いました。そして、日本でカイロプラクターを増やしたいと思い、その活動をプランニングしていました。

「三位一体」は厄介

まず、皆さんにお話ししたいのは、私がここで言うカイロプラクターという言葉の意味です。カイロプラクティックが生まれて120年も経つとさすがに創始者DDパーマーが考えも及ばなかった変遷を遂げているのではないでしょうか。カイロプラクティックに限らず世の中のあらゆる事象に同じことが言えると思います。これは色々な人が様々な思想と解釈の元に、より良きものへ変えようという想いから起こることです。それが個人的に都合の良いことなのか、カイロ自身にとって良いことなのか、それとも世の中の患者にとって良いことなのか色々でしょう。ましてやカイロはアート、サイエンス、フィロソフィーが三位一体となって織り成すと定義されているわけですからより多様性を生み出します。アートは大層個々の色が濃く出るものであるし、サイエンスにおいては120年前と今のサイエンスではあまりにもレベルの差があり過ぎます。その上フィロソフィーと言えばソクラテスやプラトン時代から苦悩と問答の象徴のような言葉であることを考えればカイロプラクター全員が一致した考えを持つなどあろうはずがありません。そんな厄介な言葉の三位一体で表されてしまえば、一世紀以上に及ぶカイロの歴史の中で我々愚かな人間たちによってこね繰り回され紛糾するのは至極必然の成り行きだと言えます。

今の時代にあまりにもハードコアなカイロの定義を叫んでみても一般の方はもちろん大部分のカイロプラクターさえ理解できない時代になっている事実を直視しなければならないのです。自分と違うアート、サイエンス、フィロソフィーを持ったカイロプラクターに目くじらを立てるのはいい加減に止めにしたほうがいいと私は思っています。なぜならそこからは何も建設的なことは生まれないと分かっているからです。自分が信じて愛するテクニックやフィロソフィーを大切にし、同じ考えを持つ同胞と分かち合い、これぞと思う人に継承するのは大いに結構なことです。しかし、自分と違うタイプのカイロプラクターを毛嫌いしたり、非難したり、交わりを持たないということは実に了見の狭い話です。そのような人格ではいくら技術や知識があっても多種多様を極める患者に対し良い施術が出来るか疑問です。

新発見にも注目を

私がカイロプラクターと呼ぶ人は、カイロを愛し、必死に学び知識や技術の研鑽をし、カイロで広く世の中の人を救い健康にする方々です。カイロが好きでなければ、この難しい技術を極めることなどできないし、あっちに良い治療法があると聞けばフラフラと、こっちにまた別の治療法もあると聞けばまたフラフラと歩み寄って結局中途半端になって大成できないのです。治療の引き出しは多いほうが良いなどといいますが、浅い引き出しがたくさんありすぎるのも考えものです。カイロプラクターならばやはりカイロのアジャストメントがしっかりと中心になければなりません。そのアジャストメント・テクニックが何であろうと私はその人が一生懸命真剣に勉強し必死に極めているものなら素晴らしいと思っています。

カイロプラクターとして知識や技術の研鑽は欠かすことのできないことで、それはカイロプラクターである限り一生続くのです。100年前の教えを大切にするのもとてもいいことですが、次々と解明されている新たな科学の真実を自分たちのカイロに照らし合わせてより有効な工夫をしていくこともまた必要なことです。それがサイエンスの意味することです。カイロは伝統芸能ではないのです。サイエンスですから常に時代の先端を行く科学の新しい発見にも注目するべきです。そして、人の体や健康のために手で人体に触れそこに施術していくことへの責任の重さを理解するならば、基礎医学の知識無しには絶対行ってはいけないということです。それではどれぐらいが十分な基礎医学教育かという問題があります。これは非常に難しくて多くの読者の気分を害することになるかと思いますが、常識的に考えて現在日本で国家資格として認められている柔整や鍼灸のカリキュラムを下回るものであってはいけないはずです。出来ればJACが掲げる国際基準が望ましいのは将来的には確かなことです。しかし、国家資格にもなっていないものに、そこまでも求めても現段階では無理があるので取り敢えず他の国家資格に劣らぬレベルであるべきです。もし将来カイロが国家資格となることがあれば、その時には段階的に教育レベルの底上げをしていくべきだと思います。

理論を広く発信する

最後にカイロで広く世の中の人を救い健康にしていくことについて述べてみたいと思います。いくら素晴らしい知識、技術を持っていてもそれを使っていなければ宝の持ち腐れです。より多くの患者を治療し結果を出していくことはとても大切です。そして患者にカイロを理解してもらう努力も必要です。世の中のほとんどの人が治りさえすれば何でも良いと思っています。それは当然のことです。しかし、私たちカイロプラクター自身が同じように思ってはいけません。やはり私たちはカイロを大切に思い、こだわりを持って極めていかないとやがてアジャストメントが出来る人が少なくなってしまって名ばかりのカイロプラクターばかりになってしまいます。そうなれば本当にアジャストメントを必要としている方に質の良いアジャストメントを施す人がいなくなってしまうのです。カイロの理論を分かりやすく一般の方々に伝えることで人々がより身近にカイロを感じ利用する人が増えるのです。それによって苦しむ人々が救われる道が開けることもあるのです。私は治療内容も分かりやすいものであるべきだと思います。自分が行っていることを科学的に説明できないのに信じろと言うのは余程他に例を見ないような突出した結果をコンスタントに出せるとき以外は世の中では通用しないと思います。

世の中に広くカイロを広めるためには自分一人の力ではどうにもなりません。この業界を整え知識、技術、意識の底上げが不可欠になってきます。自分の世界に閉じこもって目の前の自分の考えを分かってくれる人だけを対象にしているだけでは足りないと思うのです。世の中に出て行動することは傷つくリスクを伴います。しかし、この未成熟な日本のカイロ界にはもっと多くの勇気と情熱を持ったカイロプラクターが必要なのです。だから私は皆さんに敢えて言いたいのです。「カイロプラクターになれ!」 今一度私と共に自分を省みて世の中を見渡し、大きなビジョンと勇気で自分が何をなすべきかを考えてくれる仲間が増えることを願っています。私は決して夢見ることを止めません。日本が世界で一番のカイロ先進国となる日が来ることを。


関連情報

トータルボディ・エナジェティクス《TBEN》とは

投稿日:2015年02月24日

私はケリー・ダンブロジオです。アスレチックトレーナー、理学療法士、中医学の学位、オステオパシーの学位を持っています。オステオパシーは「トラディショナル」「クラシカル」の両方を勉強しました。

外苑前カイロプラクティック院長 河野豊藏氏 インタビュー

投稿日:2015年02月23日

カイロジャーナル82号 (2015.2.23発行)より

日本初公開のエネルギー・セミナー、5月連休に開催!

投稿日:2015年02月23日

足から全身を整えるシンクロラボ、今後も普及活動を継続

投稿日:2015年02月23日

facebook公式ページへのリンク

長期連載中の記事

過去の連載記事