第26回 尻猫背の弊害と対策 | カイロジャーナル

  第26回 尻猫背の弊害と対策

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いい姿勢でいこう 第26回 尻猫背の弊害と対策2016.09.30

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立っている時に腰痛頻発! 骨盤を後傾させる練習を
カイロジャーナル86号 (2016.6.17発行)より

 

今回は、猫背の種類の最後、第五弾「尻猫背」の特徴と対策について解説します。

写真1

尻猫背の特徴は、立った時に骨盤が前傾することで、結果的にお尻が突き出たように見える点です(写真1)。下肢は地面に対して垂直かほぼ垂直なのが特徴です。これまでの経験上、比較的小学生に多い姿勢でもあります(写真2)。

写真2

腰椎が強く反る分、その反動として胸椎の後弯が強くなる人が多くいます。ところが、骨盤の前傾により腰椎だけが強く反り、その上の胸椎はフラットな方もいます(写真3)。いずれにしても、骨盤の前傾と腰椎の過度な前弯が伴うことは確かなので、修正が必要になります。

写真3

尻猫背になってしまう理由ですが、子供の頃の立ち方がそのまま癖になってしまったという方、筋力の発達に伴い結果的に骨盤の前傾が顕著になってしまった方、腰を強く反ることが正しい姿勢と勘違いして覚えてしまったという人もいます。

尻猫背によって引き起こされる代表的な症状は、ズバリ立っていると辛くなる腰痛です。お尻を突き出し、腰椎が過度に反った状態で立つことにより腰に負担がかかるからです。実際、無理にお尻を突き出すように立とうとすると、相当腰に負担がかかることが分かると思います。座った時には骨盤は後傾し腰椎は後弯しやすくなるので、座ると楽になるのが特徴です。

では、尻猫背を改善するための方法を紹介します。前傾した骨盤を後傾させることがポイントになります。ところが、尻猫背の方は、前傾した骨盤を後傾させるための体の使い方が分からなくなっています。そこで骨盤を後傾させる体の使い方を身に付け、腰椎の過度な前弯を解消する方法を紹介します。

  • 壁に踵、お尻、背中を合わせて立つ
  • 腰を壁に押しつける
  • 深呼吸を2回するか、10秒数える
  • これを1日の中で5回以上行う

これを実践するわけですが、はじめは腰を壁に押しつけるのが上手くいかないはずです。そこで、踵を壁から離していき、腰を壁に押しつけられる距離を見つけて練習します。楽勝で押し付けられるようになったら、踵を壁に近づけて練習するということを繰り返し、最終的に踵を壁につけたままできるようになれば、壁の無い所で(普段立っている時に)腰椎を過度に反らせずに立つ体の使い方が身に付きます。

尻猫背も腹猫背同様、首猫背や背中猫背を併発しやすい猫背なので、姿勢改善のためにも尻猫背解消は重要です。

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