《第34回》ソウルナイトの新たな可能性 | カイロジャーナル

  《第34回》ソウルナイトの新たな可能性

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岡井健DCのI Love Chiropractic ! 《第34回》ソウルナイトの新たな可能性2016.08.13

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熱い思いは一般の方の心に響く
カイロジャーナル86号 (2016.6.17発行)より

予定通り開催に安堵

日本では、そろそろ梅雨を迎える時期でしょうか? ジメジメした湿気は辛いですが、日本の美しい自然は豊富な雨量に支えられているのでしょう。私の暮らすカリフォルニアは慢性的水不足で、爽やかな青空はいいのですが、もう少し雨が欲しいところですね。

先の4月に初めて鹿児島でのソウルナイトを開催しました。鹿児島の先生方の熱い要望もあったので、地元の先生方に実行委員をお任せして、私は今回は楽をして当日会場に駆けつけてスピーチをするだけでした。ソウルナイトの当日の早朝にアメリカから羽田に降り立ち、スマートフォンのスイッチを入れると妻からの「九州大地震!」の速報が目に飛び込んできました。

私は始発の便で母のいる宮崎に飛ぶ予定だったので「これは大丈夫か?」とすぐに朝刊を手に取りました。幸い南九州はそれほど揺れなかったようで、鹿児島の先生方や斎藤社長とすぐにメールをやり取りし、予定通りソウルナイト開催の方向で行くことになりました。

無事宮崎に着くと、そこは意外にも平常通りで、母に「地震どうだった?」と聞くと「ちょっと揺れたけど、大丈夫」ということで安心して一緒にランチを食べてお茶をしてから鹿児島行きの特急電車に乗り込みました。快適な旅で、初めて見る桜島の雄大さに目を奪われつつ鹿児島中央駅に降り立つと、そこには私の想像をはるかに上回る都会の街並みがありました。会場に着くと、すでに最初のスピーカーの赤尾先生が熱弁をふるっていました。そして、会場には地震への不安の中でも60名以上の方が着席していました。高校生の姿も多く見られて今までのソウルナイトとは全く違う雰囲気でした。私の後からも人が駆けつけてきて、やがて会場には80人以上の参加者が集いました。地震の影響で来られなくなった方もいたということでしたので、地震がなければ100名を超える参加者になっていたかもしれません。

一般女性の正直な話

私が注目していたのはスピーカーの話だけでなく、会場を占める90%以上の一般の方たちの反応でした。果たしてカイロプラクティックなんて耳慣れないものに興味を持ってくださるのかな? という私の懸念をよそに、皆さん思いのほか熱心に耳を傾けうなずいているのです。私は最後のスピーカーとして登壇して、聴衆のほとんどが一般の方なので、話を一般の方に分かりやすいように変更して話しました。分かりやすい良い話ができたのではないかなと思います。しかし、一番良かった話は今回スピーカーとして参加してくださった一般女性のお話でした。本当に一般の方はきっとこんな風にカイロプラクティックのことを思っているに違いないという、正直なお話でした。そこにはカイロ業界の抱える課題や義務が凝縮されているようでした。それでも会場に集まった方々はカイロに興味を持たれたようでした。私も皆さんに「今日聞いた話の一部でもいいので周囲の人に伝えてください」とお願いしました。

今までのソウルナイトは、参加者の大半がカイロプラクターで患者や一般の方は少数派でした。今回のソウルナイトを経験して、これからのソウルナイトの方向性というか新しい可能性を発見した思いでした。ソウルナイトに参加する先生方が患者さんたちに声をかけてその家族や知人数名を連れて参加してくれれば会場には多くの一般の方が集まります。例えば10名の先生方が平均で10名の一般参加者を集めることができれば100名の方が来てくれます。20名の先生だと200名です。30名の先生で300名です。これは夢でしょうか? いや鹿児島の先生方は4人で80名を集めてくれました。地震がなかったらもっと多かったのかもしれません。それほど一般の方は健康に興味を持ち、新たな医療を求めているのです。私たちカイロプラクター自身がそのことに気づかなければなりません。そこに参加してくれた方々のうち何人かは確実にカイロの患者となることでしょう。これは連れてきた先生方にとっても嬉しいことでしょう。こうやって皆で力を合わせてイベントをしてカイロを伝道し、多くの方をカイロプラクティックで健康にしていくことができるのです。

ソウルナイトもそうやって新たなステージへ進化して行けるといいと願っています。自分の個人的な主義主張だけでなく、大きな心で業界全体の発展を考えることのできる志を持ったカイロプラクターがどんどん参加し、登壇して素晴らしい熱い思いをぶつけてくれれば、それは人々の心に響き、カイロプラクティックへ行ってみようと思う方が増えるはずです。集団心理とは不思議なものです。大きな会場で多くの方々と共感し合うことは、小さな治療院で一人の先生から話を聴くのとは比べ物にならないほどパワフルなものです。皆さんが部屋で一人音楽を聴くのとライブ会場へ行くのでは同じミュージシャンの音楽でも心に響く力はかなり違うはずです。たくさんの先生方が熱意をもって患者さんにお願いすることで、知り合いの方に声をかけていただきソウルナイトに来ていただけたら、その方たちは必ずその先生の所へ患者として来てくれるようになるはずです。そして、我々のミッションであるカイロプラクティックでより多くの方の健康を守り幸せになっていただくということが可能になるのです。私はそう信じています。

皆さん力を合わせて頑張ってみませんか? やる気のある先生方の集まるところだったら、北は北海道、南は沖縄までどこへでも行きたいと思います。カイロで日本に医療維新をもたらすために皆で自分自身を、そしてカイロプラクティックの力を信じて頑張っていきたいですね。


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