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岡井健DCのI Love Chiropractic ! 《第33回》本気で技術習得の努力を2016.03.23

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使命感を持って進め!
カイロジャーナル85号 (2016.2.18発行)より

正月に誓ったこと

皆さん2016年の序盤いかがお過ごしでしょうか? 今年もいい一年にするぞ! と熱い意気込みで頑張っていることでしょう。私もDCになって24回目の正月を迎えるに当たって気持ちを新たに頑張っていこうとある誓いを立てました。そして私が毎週200名以上の方に送るメルマガでも皆さんに私が誓ったことと同じことを問いかけたのです。

その正月のメルマガのトピックは使命感についてでした。カイロプラクターとして使命感を持って頑張ってほしいということです。しかしカイロプラクターとしての使命とは一体何かという大きな問題があります。いや、それ以前にカイロプラクティックは自分の使命ではないという読者もいるのではないでしょうか。カイロプラクティックは自分にとって患者を治療するためのツールの一つなので、ことさら使命を感じるほどではないというところでしょう。う~ん、これはカイロプラクターの私から見ると少し悲しい。しかし、実際にそのような方は多いはずです。だから、カイロプラクティックのアジャストメント以外の治療法も使えばオステオパシーや整体のテクニックを駆使し、または鍼灸師として治療をする上でカイロプラクティックも使いたいという方も多いのではないかと思います。

これを一概に悪いことだ! と決めつけるつもりはありません。人それぞれ考え方がありますし、各患者により適した治療オプションを考えるのは一般的に言えば素晴らしいことと考えられるのではないでしょうか。

カイロプラクティックを受けた経験

ところがです。そういった生半可な気持ちでは習得できないのがカイロプラクティックのアジャストメントです。それは皆さんが一番よく分かっていることでしょう。私はクリニックに来る日本人患者に必ず聞くことがあります。それは今まで日本でカイロプラクティックを受けた経験があるかということです。実に多くの方が経験があると言われますが、私がアジャストすると今までこのような治療を受けたことはないと言います。要するに、カイロプラクティックの治療だと思い込んでいたけれども実際はカイロプラクティックのアジャストメントは受けていなかったということです。ここが問題です。カイロプラクティックのアジャストメントを患者の治療のオプションとして身につけたいのなら本当に身につけてほしいのです。そうでなければ詐称行為と言われても仕方がありません。

残念ながら私が20年以上にわたって出会ってきた多くのカイロプラクティックをやるという方の中で、カイロプラクティックを治療ツールの一つとしか考えていない方でアジャストメントの技量が合格点に達している人にはただの一人も出会ったことがありません。私から見て最低限の合格基準レベルという人でさえ、必死にカイロプラクティックを見つめ勉強し練習し、苦しんでようやくそのレベルに達しているのです。

もし出来るというのであればやってみればいいと思います。多分、出来るまで頑張ったとしたら、その人はそのときには既にカイロプラクティックの力に魅了されてカイロプラクティックが使命となっているはずです。

カイロプラクティックが自分の使命だという人たちの中でも、使命やカイロプラクティックについての考え方に違いがあります。悲しいことに多くの方が自分と違う考え方を受け入れられないのです。人は自分自身が正しいと思う習性があるので、一方的に相手は間違っているとさえ思ってしまいます。お互いが相手をそのように見ていますので、うまく交流することができません。今の時代、テクニックやフィロソフィーについて統一したものを持つなんて不可能、ということぐらい冷静に考えれば誰だって分かるはずなのに頑固ジジイのように頑ななのです。自分とは違う考えの人を認めるような口ぶりでも交わろうとしないのです。人として付き合いたくないのなら分かりますが、テクニックが違うだけで相手の全人格を否定するかのような人もいますからびっくりです。

当たり前が難しい

私だって若いころは了見が狭かったと思います。今はよほど変なことをしてない限り、真摯に取り組んでいるのなら相手を認め敬意をもって仲良くするようにしています。

私が皆さんに期待する使命とは、カイロプラクティックをしっかり患者に説明し、自分の治療のどの部分がカイロプラクティックでどの部分がカイロプラクティック以外の療法かを伝える気持ちです。そして、常に患者のためを思って質の高いアジャストメントを提供する努力を続けることです。より多くの方にカイロプラクティックの素晴らしさを知っていただくために様々な機会に積極的にカイロプラクティックの普及に励んで、カイロプラクティックを知らずに苦しんでいる方を救うことです。そして、自分だけでなく業界全体が仲良く一緒に発展できるように尽力することです。

どれもが当たり前のことですが、胸を張ってこの使命を遂行していると言える方がどれだけいるのでしょうか。当たり前のことが難しいんですよね。ですから、私の願いは一人でも多くのカイロプラクターが私と一緒にこの使命を胸に頑張ってほしいということなので

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