九州カイロプラクティック同友会 平成28年度 特別オープン講座 全4回 満員御礼 | カイロジャーナル

  九州カイロプラクティック同友会 平成28年度 特別オープン講座 全4回 満員御礼

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九州カイロプラクティック同友会 平成28年度 特別オープン講座 全4回 満員御礼

※このセミナーは終了いたしました。
多数のご参加、誠にありがとうございました。

【テーマ】「触れてみる、感じてみる、考えてみる」 九州カイロプラクティック同友会顧問である馬場 信年先生が、施術家として最も基本的なテーマである触診について複数回シリーズで教鞭をとっていただく運びとなりました。本来は同友会の会員限定の講座ですが、今回は参加制限なくオープン講座といたしました。この機会に触診とは何なのかを一緒に学んでみませんか?

日付6月12日 8月6日~7日 9月4日 11月13日
時間6月12日(日) 10:00~16:00
8月6日(土) 15:00~18:00、19:00より懇親会(会費4,000円)
8月7日(日) 9:00~16:00
9月4日(日) 10:00~16:00
11月13日(日) 10:00~16:00
講師馬場 信年
会場深見ビル貸会議室  
主催九州カイロプラクティック同友会
後援:科学新聞社
定員35人
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申込可能の人数が上限に達しましたので、申し込みを終了させていただきます。

全日程(昼1時間休憩) (30分程の延長有)
一括申込者優先 定員に達した場合単発申し込みは8月・11月のみとなります。
6月、9月は 深見ビル地下1階 B会議室
8月、11月は 深見ビル1階 D会議室

受講料

同友会会員
3000円(8月 6000円)
誌友・JSC会員
7000円(8月12000円)
一般
10000円(8月15000円)

オープンセミナー一括特別割引として

同友会会員
15000円 → 13000円 
誌友・JSC会員
33000円 → 28000円
一般
45000円 → 40000円

申し込み

下記項目を進和宏までメールもしくはFAXしてください。

折り返し受講料振込口座とお知らせ事項を返信します。2日以内に返信が無い場合は再度ご連絡お願いします。

・住所

・氏名

・TEL/FAX

・所属:誌友・JSC会員・一般

・一括申し込み/単発申し込み

・08/06(土)の懇親会参加/不参加

 

馬場 信年先生からの案内

2016年度研修会を会員外の方にも開放して、6月、8月、9月、11月の例会と合宿研修会を特別講座として、触診について話をいたします。

触診とは触れることによる検査です。普通は指で触れていますが、これは指先が最も敏感であると考えられているからですね。しかし多くの徒手治療家は手掌を、また必要に応じて手背や前腕で触れ、目的の組織の感触をとらえる工夫をしています。経験的には感触・イメージは腹、ふところや身体でも感じ取れます、自己の身体感覚を総動員して“何かを”得ようと・感じようとしているのだと思います。

施術においては、施術者の感触・イメージが患者の感覚と共有され、同期化がおきると、良い効果が得られます。素直で正しい想念は良い結果を生むことになります、“正想産良果”私の造語ですが、正想は良果を産むと読みます。

触診に重要な二つの要素があります。

一つは何に触れたのか、という対象の理解であり、もう一つは触れた私の感覚です。触診で皮膚や皮下に表れる硬結点、熱感、冷感、こり、委縮、乾燥、湿潤、痛みなどの情報…漢方では証…があります。これらの感覚情報の評価には質感がともない、得られた質感は人によって様々でしょうね。このような様々な質感は内なる感覚という触れた人の感覚に左右される一面があると思っています。触診技術を磨くためには機能解剖学、生理学などの知識もまた必要とされます。

感覚は外受容感覚と内受容感覚に分けられます、シェリントンは自己アイデンティティに欠かせないものとして固有感覚を見出しました。寺沢・梅田(2014)は内受容感覚と感情の関連から、内受容感覚は感情の本質的な源泉であろうと指摘しています。類似の感覚に心理学でいうところの内向・外向感覚があり、また脳科学分野からはクオリア(*茂木健一郎) が指摘されています。このような触診から得られた情報は、複雑であいまいなもので、やはり大切なことは対象の組織を理解する知識と観察・触診・検査の段階を経ることであると考えています。そして、これらの感覚は私にとって永遠のテーマです。

組織

Fasciaという語を最初に意識したのは大腿筋膜張筋tensor fasciae lataeとその移行部である腸脛靱帯、その張力を受ける大腿筋膜fasciae lataeでした。その後に気になったのは大連医科大学解剖教室の解剖実習において、孫教授の指摘によるスカルパの筋膜fascia of scarpa と、その表層にあるキャンパーの筋膜fascia of camper でした。またMyofascial pain and Dysfunction( *TRAVELL )で筋・筋膜に興味を持つようになりました。

このような筋膜の一つに、英文でsuperficial fasciaと呼ばれる浅筋膜があります、皮下の結合組織を浅筋膜と和訳されたものです。従来の解剖学書では皮下の結合組織は、そのままに皮下組織、脂肪層、あるいは皮膚支帯と記されていることが多いようです。同様に深筋膜deep fasciaは比較的に薄い線維性の筋膜で、①脂肪を含まず、筋肉の表面を直接覆って、個々の筋を包んだり筋群を包んだりしたもので筋の筋膜muscular fascia、②各臓器や腺を包みこんだり、隔てた膜、例えば内臓筋膜visceral fasciaがあります*船戸解剖学。 浅筋膜という用語には否定的な見解(*船戸解剖学 *筋膜マニュピレーションP5脚注5)もあります。佐藤達夫はFasciaとは“筋膜”と和訳されているが、本来は“包むもの・boundary surface”を意味すると念を押しています(*膜の功罪 朝蔭直樹 臨床解剖研究会記録 2012佐藤達夫)。私も筋膜、とくに浅筋膜という語に違和感を覚えていますが、今回の文中では便宜的にsuperficial fasciaを浅筋膜、deep fasciaを深筋膜と記しました。

組織tissueには4つの基本型、上皮組織、結合(支持)組織、筋組織、神経組織があります。また上皮とその下にある結合組織が組み合わさって膜membraneを形成し器官や体表などを覆っています、膜には4種類があります。組織と膜の定義・機能を再確認し膜の体系について、次に膜・筋膜の機能についてふれます。
機能と構造の連続性

機能連続性には開放性運動連鎖(*カイロプラクティク動態学 R.C.Schafer守屋徹 科学新聞社)、筋ループ(*胸部の地図帳 The Atolas of Thorax 胸壁と胸隔 佐藤達夫 講談社)、膜・筋膜連鎖(*アナトミートレイン T.W.Myers 医学書院)、などの捉え方があります。組織(解剖学)と機能の連続性について検討してみました。

狭義の結合組織の主要な機能は、連結・結合と非連結・空間の形成と可動性と考えられています(*膜・筋膜 Robert Schleip医歯薬出版)。この連結性の2つの形は筋膜の解剖にも適用できます、それは筋骨格系における筋膜の機械的、機能的という2つの側面です。またこれらの機能には自律神経の影響も考慮されます。
胸部・腹部・背部の結合組織の解剖学

以上のような事などを、先ずは資料(*胸部の地図帳 The Atolas of Thorax 佐藤達夫 2008 講談社 *人体の成り立ち 坂井健雄・佐藤達夫編集 運動器 木田雅彦 岩波書店)、などを参考に体幹の成り立ちからまとめて、胸部・腹部・背部の結合組織を、基礎解剖学をもとにまとめてみました。

私は特に上肢と体幹・頚部の連続性、体幹・胸腰筋膜と臀部・下肢の連続性、そして横隔膜の成り立ちになどについて、臨床経験から大きな興味をもっています。

準備中の主な項目は以下の通りです。時間に限りがありますが、実技を交えて、お互いに検証できるように、なるべく要領よくお伝えしたいと思っています。

A触診

 Ⅰ.感触
 Ⅱ.触診の要素
  1.外受容感覚、2.固有感覚、3.内受容感覚

B漢方における触診と背診

 Ⅰ.漢方における腹証研究法
 Ⅱ.胸腹背部の名称について
 Ⅲ.腹証法(小川)について
  1.表皮(肌膚)視診・触診所見、2.皮下組織(古典でいう皮内)の触診
3.筋膜および筋鞘(浅層筋肉)の触診、4.筋肉(深層)の触診、5.背診について
 Ⅳ.触診における硬結・圧痛
 1.トリガーポイント、2.テンダーポイント、3.索状硬結

C組織

 Ⅰ.組織
  1.上皮組織、2.結合組織connective tissue、3.疎性結合組織
 Ⅱ.疎性結合組織
  1.疎性結合組織(狭義)、2.脂肪組織
Ⅲ.密性結合組織
1.密性規則性結合組織、2.密性不規則性結合組織
Ⅳ.液性結合組織
V.支持性結合組織
Ⅵ.膜membrane
1.粘膜、2.漿膜、3.皮膚、4.滑膜
Ⅶ.結合組織の枠組み
1.浅筋膜 superficial fascia、2.深筋膜 deep fascia、3.漿膜下筋膜 subserous fascia
Ⅷ.筋膜の体系
1.皮下脂肪筋膜、2.軸(体幹)筋膜、3.髄膜筋膜、4.内臓筋膜
Ⅷ.筋・筋膜
1.筋膜 fascia、2.結合組織の機能

D.体幹、胸壁と腹壁の成り立ち

 
Ⅰ.脊索動物
1.体幹筋、2.体壁筋の分化

E.各部の結合組織・胸部・腹部・背部

 
Ⅰ.胸壁と胸部
1.胸部の筋・筋膜(①胸壁の浅層、②胸壁の深層、③肩の筋膜、④上腕の筋膜)2.体腔
Ⅱ. 腹壁・胸背部、腹背部の解剖
1.腹壁・腹腔、2.腹部の筋・筋膜(①前外側腹壁、②腹膜、③腎筋膜)
3.横隔膜(①横隔膜の発生、②横隔膜の形成、③横隔膜発生と関連組織)
4.背部の筋・筋膜(①浅背筋、②深背筋、③胸腰筋膜)


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