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「押さば押せ!」
はやま接骨院 山崎徹

「押してダメなら引いてみな」ということわざが示すように、目的を達成するためには、がむしゃらに突き進むことも大事だが、時には引くことも大事である。多くの治療家もそうやって試行錯誤しながら患者に当たっているのではないだろうか。カイロプラクティックであればガンステッドテクニックのプッシュ(押す方法)とプル(引く方法)。オステオパシーではダイレクト(直接法)とインダイレクト(間接法)。私自身もより効果的な方法を日々考え、患者と格闘している。しかしながら自分自身の仕事を振り返ってみると、日々の仕事に追われルーティーンとして患者をこなしていく中で初心、基本を忘れることも多々ある。

ケリーはいつも言う。「評価、再評価を大事にしなさい」と。それがなければ治療者、患者共に症状の変化がわからないのである。これはお互いにとって不幸であると。評価とは治療前の準備であるとも言える。ケリーの好きな相撲に例えれば、土俵に上がるための体づくりとでも言えようか。彼らの基本的なトレーニングは四股、股割り、鉄砲、摺り足の4つである。力士はこれらを忠実にそして根気よく練習し体を作っていくのである。基礎の習熟には初心者もベテランも無い。その証拠に新弟子や序の口でも横綱であろうと基本稽古は欠かさない。

相撲の基本練習の中で代表的なものに四股がある。力士が片足を高く上げ、ドスンと地面を交互に踏みつける。これには二つの意味がある。一つは筋力の強化運動として、中殿筋、小殿筋を効果的に鍛える。他方は神事由来の呪術的な考え、ドシン、ドシンと地面を踏み鳴らすことにより、地力を高める事が出来ると考えられていた。大地とつながる事により五穀豊穣を祈念したのである。エネルギー的に言えばグラウンディングになろうか。

むろんケリーがこういうことを知っていたとは考えにくいが、しかし彼が相撲にひかれる理由はこういう何百年も続く国技に秘められたエネルギーを感じているからであろう。

「押さば押せ、引かば押せ」これは相撲の極意である。そこには押しあい引きあいの駆け引きは無くすべてが力押しであり、私はケリーのTBEにもそれを感じる。彼のエネルギ―治療はいつでも「待ったなしの真剣勝負」である。それを担保するものは詳細な解剖学の知識と広範な語彙を活用した患者の歴史(病歴、生活歴等含む)の理解と解釈にある。

今回のTBE2では心理、感情、行動が相互に連関しており、自分の信念が何から作られどんな行動をしているのか、またエネルギー療法で患者の症状と心理や感情の関連問題に対してそれらを用いてどのようにアプローチしていくかということを学んだ。

次回のTBE3では自己治療、遠隔治療、チャクラ、経絡、経穴などを使ったエネルギーワークが教授される予定であり、彼のバックボーンの一つでもある東洋の英知を彼がどのような解釈で語ってくれるのか楽しみである。参考資料としてジムキャリーの「イエスマン」を上げておく。主人公がひょんなことからイエスとしか言わない生活をすることにより人生が変わっていくというコメディ映画である。TBEの受講生ならば、イエスとノーの意味が改めて腑に落ちることであろう。まだセミナー受けていない方たちにもエネルギーワークを学ぶ予習として肯定と否定の大事さが理解出来る様に思う。映画の主人公は新しい自分を発見する。TBEを学ぶ事で新たな地平が見えてくるであろう。

山﨑 徹(やまざき・とおる)
はやま接骨院(高知県高岡郡)院長
柔道整復師
全日本オステオパシー協会(AJOA)大阪支部長
塩川カイロプラクティックスクールガンステッド学部卒


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