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  第21回 日常生活における姿勢習慣の問題点 4

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いい姿勢でいこう 第21回 日常生活における姿勢習慣の問題点 42015.08.21

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第21回 日常生活における姿勢習慣の問題点 4
カイロジャーナル81号(2014.10.1発行)より

骨盤の片寄りを生む立ち方

今回のテーマは、立ち方によって生じる骨盤の歪みとその改善方法についてです。

脊椎の土台となる骨盤の歪みは、サブラクセーションの原因になるわけですが、骨盤が左右に片寄っている人の多さには驚かされます。骨盤が傾いたり片寄っていたら、その上に乗る背骨が正常でいられるわけがありません。

骨盤が左右に片寄る原因はいくつか考えられるのですが、左右どちらかの脚に体重をかけ続けて立つ姿勢はその大きな要因となります。骨盤の歪みをアジャストしても、その人の立ち方が悪いことで骨盤を歪めてしまっては、せっかくのアジャストが台無しになってしまいます。今回の記事をしっかり理解していただければ、サブラクセーションの予防と患者教育に大いに役立てていただけると思います。

骨盤の片寄り

人は体重をかけた脚の側に骨盤が寄る傾向があります。個人差はあるものの、骨盤のバランスが左右均等という人の方が少ないのが現実です。というのも、私たちは立っているほとんどの時間において、左右どちらの脚に体重を乗せて立っているか意識していません。ときに左右均等であったり、ときに左右どちらかだったりします。そして、多くの人が左右どちらかに体重を乗せて立つことが得意になっています。これは、わざと左右どちらかの脚に体重を乗せて立てばわかります。しっくりくる側に、普段体重を乗せて立っている時間が長いはずですし、しっくりこない側にはあまり体重をかけて立っていないはずです。その結果、体重を乗せるのが得意な側に骨盤が片寄ってしまうのです。

問題は、明らかに骨盤が左右どちらかに片寄っている場合でも、本人が気づいていないケースがとても多いことです。そのようなときに、写真で撮影し見てもらうのが自覚を促すうえでとても効果的です。百聞は一見に如かずなのです。三脚を使ってしっかり撮影できればベストですが、携帯電話やスマートフォンに付いているカメラでも十分にわかるケースもあります。「このままでは、まずい」という危機感を持ってもらい、本人にもサブラクセーションの原因の芽を摘んでもらうために役立ててください。

中立位にするための対処法

では、患者さんに行ってもらう対処法について解説します。骨盤が片寄っている側と反対の脚に体重を乗せて立ってもらいます。このとき、意識的に体重を乗せた脚の側に骨盤を寄せるといいでしょう。こうすることで、骨盤を早く中立の位置にもっていきやすくなります。これは丸めておいたポスターを裏返しにして丸めるのと同じ理屈で、骨盤が左に寄っていたら、敢えて右に寄せることでプラスマイナスゼロにするのです。もちろん、細かい歪みまでゼロにすることはできませんが、左右の片寄りという大きな歪みを予防するうえで、非常に有効な手段になります。私の経験上、意識してこれを行ってもらえば、早い人で数週間後には変化が現れ始めます。変化が現れてきたと感じたら写真を再び撮ってみると本人の励みにもなるのでお勧めです。

せっかくのアジャストメントが台無しにならないよう、歪みの原因を患者さんに伝え、二人三脚でサブラクセーションが起きにくい状態をつくりましょう。

写真1

写真1 立っているとき、左に骨盤が寄っている
写真2

写真2 敢えて反対にお尻を突き出して立つ

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