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  第13回 伸びる猫背と伸びない猫背

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いい姿勢でいこう 第13回 伸びる猫背と伸びない猫背2015.08.13

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第13回 伸びる猫背と伸びない猫背
カイロジャーナル73号(2012.2.29発行)より

猫背と柔軟性について

前回、猫背の強く出る位置によって「猫背」を分類しました。今回は背骨の「柔軟性」による猫背の違いを2種類に分類します。一つは「伸びる猫背」、もう一つは「伸びない猫背」です。この二つの違いはうつ伏せになると良くわかります。今回、説明のための写真を4枚使いましたが、写真1と2、写真3と4は同一人物です。

では、それぞれについて説明しましょう。

伸びる猫背

まず「伸びる猫背」とは、普段の何気ない姿勢は猫背でも(写真1)、うつ伏せになると背中の丸まりが伸びてくれるタイプの猫背です(写真2)。これは背骨関節に柔軟性があるからです。もし、このような「伸びる猫背」の方が「猫背を直したいんですけど」と相談に来たとしたら、「あなたは、背中が丸まろうとする筋肉のクセを抜くことができれば、良い姿勢が取れるようになります」とアドバイスすることができます。

写真1

写真1
写真2

写真2

伸びない猫背

一方「伸びない猫背」とは、普段の何気ない姿勢が猫背で(写真3)、うつ伏せになっても背中の丸まりが伸びにくいタイプの猫背です(写真4)。これは、猫背のまま背骨の関節が固まって動きにくくなったためです。この「伸びない猫背」の方が相談に来たとしたら、「あなたは、背中が丸まろうとする筋肉のクセを取り去るだけでなく、丸まったまま伸びにくくなった背骨関節の柔軟性もつける必要があります」とアドバイスすることになります。

写真3

写真3
写真4

写真4

つまり、猫背を改善するには「伸びる猫背」が一つのステップなのに対し、「伸びない猫背」は二つのステップを踏まなくてはならないのです。

伸びる猫背がマシとは言えない

先ほど解説したように「伸びる猫背」と「伸びない猫背」を比較すると、一見伸びる猫背の方がマシに思えますが、必ずしもそうとは言えません。なぜかというと「伸びる猫背」は柔軟性のある背骨であるがゆえに、余計に(ひどく)丸まってしまう恐れがあるのです。スパゲッティの麺と同じ理屈です。ゆでる前のスパゲッティは曲げようと思っても曲がりませんが、ゆでた後のスパゲッティは柔らかいだけに、強く丸まってしまうのと同じ理屈です。当然、背骨が強く丸まった分、体に負担をかけることになるので一概にマシとは言えないのです。現に写真1と3を比べると、伸びる猫背の人の方が背中の丸まりが強くなっていることがわかると思います。

背骨の柔軟性をつけるために、カイロプラクティックのアジャストが効果的であることは言うまでもありません。

いずれにしても、柔軟性を保ちつつ、筋肉に猫背になるクセをつけないことが、健康な背骨を保つことにつながります。

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