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  第12回 猫背について

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いい姿勢でいこう 第12回 猫背について2015.08.12

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第12回 猫背について
カイロジャーナル72号(2011.10.28発行)より

猫背。姿勢の悪い人を指す代表的表現です。小さい頃から「猫背」を指摘され自覚している人もいれば、自分の姿勢の写真を見て「こんなに丸まっているんですか」とビックリされる人(自覚が無かった人)もいます。

猫背とひと言でいっても、人によって猫背の出る位置(猫背の頂点の位置)が違います。猫背の位置によって、生じる健康上の問題との関係が浮き彫りになってくることがよくあるのです。今回は猫背の種類を理解していただき、次回猫背のタイプ別に健康上の問題について解説したいと思います。ちなみに、説明のために使った写真に写っている人たちは、その人にとって「楽な姿勢」を取ってもらったときの写真です。

猫背の種類1「首猫背」(写真1)

頭が前に突き出たように見える猫背があります。このタイプを「首猫背」と呼びます。首猫背がある人は、頚椎へ負担をかけるのは言うに及ばず、上部胸椎にも負担をかけます。

写真1

写真1

猫背の種類2「背中猫背」(写真2)

背中の真ん中あたりに丸まりの頂点がくる猫背があります。このタイプを「背中猫背」と呼びます。背中猫背がある人は、猫背の頂点を中心に胸椎全体に負担をかけることになります。

写真2

写真2 : 猫背の種類2「背中猫背」

猫背の種類3「腰猫背」(写真3)

腰で猫背をつくってしまう人がいます。このタイプを「腰猫背」と呼びます。腰猫背がある人は、腰椎と下部胸椎、さらに骨盤にも負担をかけます。この猫背の特徴は、座ったときに顕著になります。なぜかというと、立ったときに腰に猫背だとすると、その人はいわゆる「腰曲がり」の状態ですので、通常は立ったときには目立たなくなる方がほとんどです。

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写真3 : 猫背の種類3「腰猫背」

猫背の種類4「お腹猫背(腰椎過前弯)」(写真4)

次に、腰がお腹の側に強く反りすぎてしまうタイプを「お腹猫背」または「腰椎過前弯」と呼びます。腰椎は緩やかにお腹の側に反っているべきですが、お腹やお尻を突き出した姿勢を取ることで腰椎の前弯が強くなってしまいます。仰向けに寝ると腰が浮いてしまうケースもあります。先ほどの腰猫背と逆になるわけですが、腰椎の反り過ぎが顕著になるのは主に立ったときになります。このタイプの方は、腰で反った分、バランスを取るために首猫背や背中猫背になる傾向があります。

写真4

写真4 : 猫背の種類4「お腹猫背(腰椎過前弯)」

このように、猫背を分類したわけですが、面白いことに座ったときには腰猫背。立ったときにはお腹猫背という人もいます。柔軟性があるとも言えるのですが、腰猫背も、お腹猫背もそれぞれに問題がある姿勢習慣なので、座ったときには丸まらないように、立ったときには反り過ぎないように注意する必要があります。

今回ご覧になっていただいた写真はどれも特徴的なものを使いましたが、どれか一つということはありません。例えば、首猫背と腰猫背の両方を持ち合わせている人、お腹猫背と首猫背、首・背中・腰全部という人もいます。

さて、あなたの身の周りにこれらの写真に当てはまる方はいませんか?

今回は猫背の種類について触れましたが、次回は猫背別に健康への悪影響について考えてみたいと思います。

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