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いい姿勢でいこう 第5回2015.08.05

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第5回
カイロジャーナル65号(2009.06.29発行)より

最近、改めて「姿勢」について関心が高まっていると実感する出来事がありました。つい先日、授業を行った放送大学での「姿勢と健康」において、応募者が定員をはるかに超えてしまい、抽選に外れた方からの問い合わせに対応するのが大変だった、と職員の方から聞きました。身の引き締まる思いがすると同時に、長年感じ続けてきた「こんなに大切な姿勢の問題が、どうして世の中の人に知られていないんだろう!」というもどかしさが晴れる日が近付いている気がしました。

今回は同業の方から問い合わせの多い「姿勢教育塾を卒業するとどのように仕事に活かせるのですか?」という疑問にお答えしたいと思います。私の口からではなく、実際に姿勢教育指導士になられた方たちから語っていただきます。

【第5期生 佐々木先生】

私は今年4月にカイロプラクティックの施術院を開業しました。「姿勢」は症状の抜本的解決に結び付く、正にスゴい「引き出し」の一つであることを今改めて実感しています。姿勢教育塾で教わった悪い姿勢習慣の写真を撮影し、院内の柱に貼って「悪い姿勢が背骨をどのように歪めているのか!」を説明しています。

悪い姿勢習慣が背骨をどのように歪めているかを示す写真

またパソコンなどデスクワークをする際の注意点などは、資料にして患者さんに差し上げています。会社で紹介したいのでもう1枚いただけませんか、と言う方もいるほどです。とにかく姿勢の話や資料は患者教育をする上で非常に役立っています。

患者さんから「今まで『姿勢を良くしてください』と何度も言われましたが、どの姿勢が良くないのかをこんなにわかりやすく教わったことはありませんでした」と言っていただいたときには、姿勢について学んだことが人の役に立っていると実感した瞬間でした。

【第6期生 吉武先生】

私は現在、福岡でカイロプラクティックを業としています。昨年12月に姿勢の指導について新たな知識を得ることができました。当オフィスでは、新規の方にご自身の姿勢を自覚していただくため、姿勢教育塾で教わった「体に負担の少ない姿勢(理想的な姿勢)」と「日常の何気ない姿勢」を撮影し、本人にその二つの違いを見ていただきます。これが患者さんに姿勢の問題点を自覚してもらうのに大変役立っています。

横座りなどの姿勢習慣が腰痛などを引き起こす原因の一つであることを理解してもらうことで、背骨に負担のかからない姿勢を取るようになり、結果的に施術の効果も上がり、それが自信につながるという好循環を感じています。

【第4期生 前田先生】

私は昨年4月にカイロプラクティック院を開業しました。私のところでは症状を取り除くだけでなく「再発防止を含めたお手伝いをすること」にも力を入れていますので、しっかりと時間をかけて姿勢についてアドバイスをしています。

前回アドバイスした内容を復習する時間を設けたり、資料を作成してお渡しするなどの工夫も行っております。姿勢の指導を通して一番嬉しかったのは、「今まで再発防止策は『適度に運動してください』くらいのことしか言われなかったのに、ここでは姿勢のことをわかりやすく教えてくれるから、どうすればいいのかよくわかりました。そのお陰か、以前ほど痛みがぶり返しません。本当に感謝しています」と言われたときです。

「予防の大切さ」を伝えることを使命と捉えている自分にとっては、その成果を感じた瞬間でした。姿勢という一つの分野を30時間かけて徹底して学んだことが、今の自分に多大な自信を与えているという実感が強くあります。施術家であれば、姿勢に関して多少の知識は持っているはずです。ですが、その知識が「多少のレベル」なのか、それとも「自信を持って指導できるレベル」なのかを考えると、両者の間にはとても大きな違いがあると思います。

以上、3人の卒業生にお願いして、姿勢教育塾で学んだことをどのように活かしているのか紹介していただきました。カイロプラクターとして、アジャストの技術を磨いたり、知識を広げたりするのは当然のことです。それを踏まえた上で、サブラクセーションが起きにくい体にするために、「背骨に負担をかける姿勢」から「負担をかけない姿勢」へのアドバイスは本当に役に立ちます。異論もあるかと思いますが、私はカイロプラクティックと姿勢は切っても切り離せないと思っています。それは、姿勢と背骨が切っても切り離せないものだからです。

増え続ける医療費と高齢化社会が進むにつれ、益々姿勢教育が必要な時代になるでしょう。正しい姿勢の普及は、日本の健康を変えてくパワーがあると信じています。

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