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第一回IC&RC公認アディクション(依存症)医学コース開催

カイロジャーナル82号 (2015.2.23発行)より

一般社団法人日本アディクションプロフェッショナル認定協会代表理事・PCT登戸カイロプラクティック院長 遠藤光政

去る1月30日から2月2日まで東京の八重洲ホールで、また2月6日は奈良の社団法人ガーデンの施設で、ACACD(American College of Addictionology and Compulsive Disorders))による「第一回IC&RC(International Certification & Reciprocity Consortium)公認アディクション医学コース」が開催された。これは日本のIC&RC代表組織、一般社団法人日本アディクションプロフェッショナル認定協会主催で行う全270時間のコースで、修了者にはACACDからC.Ad.(Certified Addictionologist)が授与される。

これは世界的相互認定機関であるIC&RCの認定を取得するために要求された教育プログラムである。米国のほとんどの州、陸軍、空軍、海軍、領土はIC&RCに所属しており、アディクションプロフェッショナルはIC&RCによるライセンスを取得している。米国を始め先進諸国ではアディクションプロフェッショナルとなるためには要求学歴取得後、公認教育プログラムを修了し、その後約6000時間の実務経験を経て認定試験に合格することが要求されている。

今回は一般社団法人日本アディクションプロフェッショナル認定協会がIC&RCに加盟して間がなく、暫定期間の特別な規定により学歴、経験、認定試験が免除され、認定教育プログラムの修了だけが要求されている。暫定期間終了後はそれらが全て要求され、資格取得はかなりの難関となる。受講には時間的に都合がつかない人のためにDVDによる受講も可能となっている。

ACACDによるアディクション医学は国際カイロプラクターズ協会(ICA)の後援を得てカイロプラクティック界唯一のカイロプラクター、医師、その他のヘルスケア業界に開かれた共通の認定専門医(Dipromate)取得コースとなっている。

アディクションと言うとすぐに薬物を思い浮かべる人が多いと思うが、アディクションには仕事、食物、セックス、ギャンブル、薬物の5種類があり、それらに加えて強迫性障害、発達障害がある。これらは全て同じ病気の異なる症状に過ぎない。1990年にテキサス大学のDrケネス・ブラムによってドーパミンD2受容体のA1対立遺伝子という異状遺伝子が発見され、その後世界中の数多くの研究がそれを裏付ける報告をしている。DrブラムとDrホルダーはACACDの共同開設者であり2人は長い間ともに研究を重ねてきた。アディクションは身近になくあまり縁のない病気だと考える人も多いと思うが、それは大きな考え違いである。恐らく国内にもすでに数百万人の患者が存在する。

アディクションは精神科の病ではない。アディクションに薬を使って治療することはできない。薬を使うとかえって患者の病態を悪化させてしまう。

ACACD開設者のDrホルダーは、マイアミビーチに350床のベッドを備えた世界最初で最大のアディクション治療センターを運営して今年で45年になる。ここでは通常のカウンセリング、12ステップなどの心理療法に加えて、神経機能の調整に特化したサブラクセーションの理論に基づくカイロであるトルクリリーステクニックと、臨床神経学にもとづくニューロオリキュロセラピー、および神経伝達物質の生成を助けるアミノ酸療法を併用している。これにより報酬欠陥症候群を解消させ大きな成果を上げていることが研究報告で証明されている。


東京のアディクション医学コース集合写真

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