痛み学NOTE<第8回>「痛みの部位別分類」 | カイロプラクティックジャーナル

  <第8回>「痛みの部位別分類」

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痛み学NOTE <第8回>「痛みの部位別分類」2010.02.24

カイロジャーナル67号 (2010.2.24発行)より

神経因性の痛みと、心因性といわれる痛みを除くと、痛みは痛覚受容器が刺激されたときに表現される。その受容器は身体のすべての部分に存在し、その刺激を受け取っている。

痛みを部位別にわけると、表1にまとめたように「体性痛」と「内臓痛」に分けられ、体性痛は更に表在痛と深部痛に分けられる。これらを器官別に分けて、更に発生学的な対応を確認して置きたい。詳細は成書に学んでほしいが、実際はそれぞれが結合組織によって連結されているのが実体であり、このつながりの中にこそ実は重要な意味があるのかもしれない。

私が初めて人体解剖実習を行ったときに、最初に感じた強烈な印象を鮮明に覚えている。それは人体の膜系の結合組織網システムの見事さだった。神経や血管を巻き込み、筋肉を包み込み、時には重層して筋内膜から周膜、上膜と結んで筋群をまとめて筋膜や腱に結んでいた。この3次元構造は、身体全体を途切れることなく巻き込んでいる。これらの膜は顕微鏡的にはメッシュ構造をなすと聞いたが、臓器や筋・骨格構造を抜き取ると、まるで「へちま」のようだ、と思った。

さて、この膜系のネットワークは痛みとどのようにかかわるのだろうか、興味深いものがある。

表1.痛みの部位別分類と発生学的対応
痛みの部位別分類 対応器官 発生学的対応
1.体性痛 表在痛 皮膚・粘膜 外胚葉
深部痛 骨膜・靭帯・関節嚢・筋・筋膜・腱・血管 中胚
2.内臓痛 各種内臓器官・脳血管・脳静脈洞・胸膜・腹膜 内胚葉


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