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岡井健DCのI Love Chiropractic ! <第11回>カイロプラクティック経営成功哲学2008.11.28

情熱と信念持ちプラン実行を
63号(2008.11.28発行)より

秋の気配が日々深まる季節になってきた。実は、この時季は私が最も好きな季節で、朝の冷たい空気に身が引き締まり、木の葉の色づきの美しさに目を奪われたりする。先月、東京で行われたソウルナイトPlusに参加するため日本を訪れたときは、とても爽やかで過ごしやすく、暑くも寒くもないという表現がピッタリの季節だった。

初めてソウルナイトPlusとして2日間のイベントを企画したわけだが、その内容の素晴らしさは、参加した方にとって十分に満足いくものだったのではないだろうか。また、来年もこのようなイベントを開催できればと思っている。

高い廃業率に愕然

今回のソウルナイトPlusの2日目のPlusで、私は「カイロプラクティック経営成功哲学」という内容で講義をさせていただいた。丁度その数日前に出版された同名の著書の内容に沿ったものだった。この本を書こうと思ったのは、約1年ほど前だったと記憶している。理由は、日本でせっかくカイロプラクターを目指し勉強したのに、カイロプラクターの道を諦めてしまう方が、非常に多いという事実に愕然としたからだ。

数人の知人に、彼らの学校の同期で何人ぐらいが、カイロプラクターとして仕事を続けているかと訊ねると、返ってくる答えのほとんどはわずか20%から30%の間だった。この方たちは、卒業後2年から3年のケースであり、5年以上前になるともっと低くなるのではないかと予想される。

アメリカでカイロプラクティック大学を卒業したドクターの卒業から5年後の廃業率は50%と言われている。しっかりと法制化されているアメリカでさえ、それほど厳しい職種である。しかし、日本でのこの廃業率は、いくらなんでもあまりにも高すぎると感じたのだった。

どうしてその様なことになってしまうのだろうと考えたとき、その理由の一つが、カイロプラクティックを実際の仕事として見たときのビジョンができあがっていないということだと思った。人の役に立ちたい、やりがいのある仕事がしたい、手に職を持ちたい、体に興味があるなどという理由でカイロプラクティックを勉強しても、将来治療院を持って経営していくというビジョンが欠けていれば、学校を卒業しても一体どこから始めたらいいのかがわからないのだ。

ビジョンがないということはプランもないということだ。すると何も行動を起こせないまま、ずるずると月日が過ぎて行き、やがて生活のために、とりあえずカイロプラクティックとは関係ない仕事に就いていき、次第にそのままカイロプラクティックから離れていってしまうのだ。皆さんの周りにも、そのような方がたくさんいるのではないだろうか。

学生のうちから卒業後の自分の進路やプランを確立して準備すべきなのに、卒業すれば当たり前のようにカイロプラクターになれるとでも思っていたのだろうか。例えそんな思い込みはなかったとしても行動を起こしていなかったのは確かだろう。

そのような方に、学生のうちから情報を与えて、考えることを始めて欲しいのだ。また、開業しても、どのようにして患者を増やせばいいかがわからずに、日々悶々と過ごすだけで行動が起こせない方もいる。そのような方々にも、何をすべきかが見えてくる本だと思う。

倫理的に正しく

私が常々言うことがある。それは「いくら一生懸命勉強して努力して技術を身につけたとしても、それを有効に使うことができなければ宝の持ち腐れになってしまう。経営の勉強や努力をすることも同じように大切で、それをおろそかにすることは、やはり怠慢なのです」ということだ。

カイロを知らずに苦しんでいる人々に、その素晴らしい技を提供して救うことが我々の使命だ。そのためにはもっと沢山の人にカイロプラクティックを知ってもらい、治療院に来て治療を受けてもらわなければならない。ところが我々の多くが、その大きな使命や目的よりも自分自身の小さなエゴを大切にするために、間口を狭くしてしまっているのだ。また、理想と現実の狭間で、上手く折り合いがつけられずに苦しんでいる方も多いだろう。

自分はこんな治療がしたいのに、やりたくもないマッサージをしなければ患者が減ってしまうのではないかと不安で葛藤に苦しむ方がいる。この本は、そんな方にも解決の糸口を与え、心を楽にさせてくれる。

経営とは倫理的に正しくあるべきで、長きにわたり安定した成功を収めるためにあるべきだ。当たり前のことだが、良質の治療をして、正しい経営努力をすれば成功しないはずがないのだ。少なくとも廃業になどなるはずがない。

この本を読むことで、まずは自分自身の成功観や幸せをはっきりと意識することから始めて欲しいと思う。それはすなわち、その人が目指すべき場所、進むべき道なのである。それが決まれば、あとはそこに辿り着く方法を考えるのだ。それを、プランニングと呼ぶ。緻密なプランを実行に移せば、目標に近づいていけるはずだ。いや、大切な言葉を付け加えよう。「情熱と信念」を持って実行に移せば、「必ず」目標に近づけるのだ。

悩む人へのギフト

この本には、カイロプラクターとして成功するための細かな方法論が書かれているわけではない。成功するための考え方が一杯詰った本なのだ。How toだけを学んでも、肝心の考え方ができあがっていなければ、一つのことにつまずくと起き上がれなくなる。

世の中は不測の事態で一杯だ。不測の事態を予測しておかなければならない。そして何があっても挫けない強い信念を築くことから始めないと、上辺だけの方法論を真似ても上手くいかないのだ。皆さんが苦しいとき、悩むときに心の支えとなる本を書きたいと思って執筆した。

この業界はもっともっと活気が溢れる魅力的な業界にならなければいけないと思う。そして、業界の仲間が助け合い支えあって一緒に楽しく幸せなカイロプラクターとしての人生を送るべきだと思う。

世の中にカイロを啓蒙し、一人でも多くのカイロプラクティックのファンをつくらなければならない。それはすなわち、世の中でカイロを知らずに苦しみ続ける多くの人に、私たちが幸運にも手にすることができたカイロプラクティックという素晴らしいギフトを届けるということだ。そのためには一人でも多くの優秀なカイロプラクターに成功してもらう必要がある。日本にはまだ無限大のカイロプラクティックのニーズがある。限られた患者を奪い合うのではなく、もっとカイロプラクティックの患者を増やすために頑張るべきなのだ。

私の言葉を信じて欲しい。私の魂からの言葉の真意を読み取って欲しい。あなたは絶対成功できる。必要なのは、学ぶ努力、伝える情熱、ゆるぎない信念、そして限りない愛情だ。この本が一人でも多くのカイロプラクターが幸せな人生を送る助けとなることを祈っている。

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