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Dr.アーノが来日。MLSセミナー開催


カイロジャーナル59号2007.07.19 発行より

基本に重点、哲学伝える
参加者から感激の声「人生が変わる」

4月27日から3日間、北海道や九州からの参加者も含め、約60名が参加したMSLセミナーは、終了後のアンケートで参加者のほぼ全員が満足と答える素晴らしい結果を残し終了しました。このセミナーを創始、主催するDr.アーノ・ブルニエと、同行したDr.ニック・カプースカも、日本の参加者の集中力と熱意に感心していました。今回は初の日本でのセミナーということで、特に基本に重点がおかれました。

初日はカイロプラクティックの原理原則に基づいたフィロソフィーを、アーノが自らの体験を交えてわかりやすく解説しました。日本では学ぶ機会も少なく、軽視されがちな哲学ですが、私たちカイロプラクターが理解、実践し、人々にカイロプラクティックを正しく伝えることの重要性と、若いカイロプラクターがカイロプラクティックだけで生活が成り立つアドバイスにも時間を費やされました。

2日目、3日目は実践的テクニックの講義でした。アジャストに必要な身体づくりのエクササイズから始まり、素振り等の練習法、人を尊重する触れ方、ピース・ポジション、サブラクセーションのリスティングを心に描く重要性、接触手とコンタクト・ポイントの点と点による接触、Arc of Drive(関節面に沿って弧を描くソラスト)、実際のアジャストとフィードバック等を繰り返し行いました。また参加者全員がアーノから“絞りをとらないアジャスト”を受け、体感し、そして何度も彼のアジャストを見る機会となりました。講義中は7名のスタッフが参加者全員に気を配り、質問に答え、着いていけるよう細かくチェックしました。その他に今回はカバーしなかった、椎間板に対するアジャスト、ヘッドピースを使わないターグル・リコイル等のアドバンス・テクニックも紹介しました。

両日の最後には、参加者の患者さんたち数名を招き、アーノとニックによるアジャストメントのデモンストレーションも行いました。招かれた患者さんたちは生後10週間の乳児、子供、60代の車いす姿の女性、中にはボルトでC0〜C7を固定しているリューマチの女性もいらっしゃいました。彼らに対して両名はとても優しい笑顔とタッチで接し、初対面で言葉が通じないにも関わらず、彼らの信頼を得てアジャストしました。車いすの女性から「生きる喜びを頂戴し、力が湧きました」という感謝の言葉を、数名の参加者から「アジャストを見て初めて涙が出た」という感想をいただきました。

参加者からの感想(一部)をお伝えします。

  • 岩田大輔「すべての人々に対して、カイロプラクティックのアジャストメントが持つ、素晴らしい力と無限の可能性を改めて感じ、手にすることができました!」。
  • 松葉裕子「実体験や例を交えて、難しい基本原則も理解しやすく、カイロプラクティック哲学の基本となる部分を、正しく学ぶ場がもっと必要であると感じました」。
  • 後藤敏雄「具体例を挙げてのフィロソフィーは理解しやすく、参考書では学べないものばかり。テクニックも基本練習の仕方や自分の感覚を信じる大切さを学べました」。
  • 山下典枝「カイロプラクターとしてのあり方からテクニックまで"良くなりたい"を助けるセミナーでした」。

  • 鈴木寛幸「ハートや愛からくるヒーリングを感じて、症状ではなく、その人に注目し、イネイトに働きかける大切さを学びました」。

  • 杉本秀治「たった3日間で、核となる哲学やテクニックをこれほど多く盛り込んだセミナーは日米合わせても稀有でしょう。受講するに従い、目前に新しい道が開ける思いでした」。
  • 渡辺剛「アーノの優しく深いアジャストは彼の優しく深い心からのものであり、フィロソフィーの意味を言葉だけでなく、その存在から感じられるセミナーでした」。
  • 森恭子「涙が込み上げてくるアジャストメント!それは『愛』そのもの! 哲学の素晴らしさをアーノは教えてくれました」。

他にも「実際にアジャストさせてもらえるとは思わなかった」、「エクササイズでスピードが上がった」、「苦手な胸椎も力まずスムーズに動かせた」、「初めてカイロプラクティックを知った」、「これほど充実したセミナーは初めて」、「周りの方々に助けていただき、安心しながら参加できたことがとても嬉しかった」、「人生観が変った」等。

フィロソフィー・ナイト、MLSセミナーとカイロプラクティックに新しい流れが起きています。この盛り上がりを繋げるべく、今後も継続して素晴らしいDCたちを招聘したいと思います。まずは来年6月に、MPTC(マスターピース・トレーニング・キャンプ)を日本で開催する予定です。MPTCはDr.アーノ主催の6日間のセミナーで、人間的にもカイロプラクターとしても成長することを目的に、1998年以来、米、加、欧、南米で行われ、私も何度か参加したことがありますが、このキャンプに参加し、人生が変わったという参加者はたくさんいます。一般の方々も参加できます。

大陰幸生DCより報告
Dr.アーノに聞く

「現在は教育に専念」
モットーは「愛とリラックス」

アーノ先生にとって、今回は初の来日セミナーだったわけですが、日本の受講者に対してどのような印象を持たれましたか。

彼らはカイロプラクティックに対してハングリー精神旺盛です。カイロの哲学そして原則を学びたいという情熱を感じました。カイロのアートである実技に対しては、私が出会った学生のうちでも、最も献身的で集中力のある学生でした。このセミナーの初日の朝と、終了日の夕方を比べたときの変化は非常に大きなものがありました。終了時までの進歩に私はとても驚きました。情報を消化するスピードが非常に速く、とても楽しげに自分の技術を信じて練習していました。また、アジャストされる人と自分との間によい信頼関係を築き、見ていてたいへん心地よく感じました。

アメリカの学生を教えるのと比べ、どのような違いがありましたか。

それぞれの学校には、教え方のパターンがあり、直すべきところがあります。学校の授業は、適切な脊椎力学に則った方法で行われていないので、学び直す必要があるのです。野球のスウィングを直すようにね。しかし日本の学生は、悪い習慣をとても早く手放すことができました。そしてもっとやさしく、もっと脊椎を尊重した方法を、素早くピックアップすることができていました。

セミナーには、MLS(Making Love to the Spine)というとてもユニークなタイトルがついていますが、これは一体どういう意味なのでしょうか。

私がセミナーをし始めたのは、もう20年以上も前のことですが、その頃はMLSと略さずに、Making Love to the Spineセミナーと言っていました。私はカイロプラクターが伝統的に行っているアジャストの方法は、身体にとってある種、暴力的であると感じていました。だからこの専門職に就く人々にショックを与えようと、そのような名前にしたのです。

アジャストの仕方は、リラックスしていて愛がある、身体に緊張を与えない、ロックしない。そのようなアジャストを受けた人は、これがアジャストのあるべき姿だということが自然にわかります。

しかしこの名前が、専門家の中にはそぐわないと感じる人もいたので、今ではMLSセミナーと呼んでいます。

来年6月には、カイロ実技のほか、オフィス経営、コミュニケーション力、リーダーシップの向上など、多角的な要素を盛り込んだトレーニング・キャンプを日本で行うそうですね。
このキャンプは、6日間の日程で10年ほど行ってきており、これまでアメリカ、カナダ、スペイン、アルゼンチンで開催してきました。今回の来日中に、いろいろな場所を視察し、セミナーの開催地を決定する予定です。
参加者5人に対しスタッフが1人付くことになっていますので、参加者が多ければ、それだけたくさんのスタッフと来日します。今回の日本での体験は私にとって非常に素晴らしいものだったので、また来年戻ってこれることを、今からとても楽しみにしています。
こちらも楽しみにしております。どうもありがとうございました。
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